概要
2016年に公開されたアメリカの映画。
ダニエル・ラドクリフが十徳ナイフの如く多機能な死体を演じるというあまりにも奇抜な作品であり、しかもオナラや勃起など下ネタも多めなので受け付けないという感想も少なくない。
ただし、それを乗り越えて内容をよく見てみると愛や人生を考えさせられる映画でもある。
原題は「Swiss Army Man」で、スイスアーミーナイフ(≒十徳ナイフ)のもじり。
あらすじ
海難事故で小さな無人島に流れ着いた青年ハンク。
絶望した彼は自殺も考えるが、その時浜辺で死体を発見する。
死体の中は腐敗しガスが溜まっていて、水に浮く上にガス噴射で推進力まで得られる。
ハンクは死体をジェットスキーのように使って島から脱出するが、まだ人が住む場所には遠いようだ。
その晩、ハンクは死体と共に洞窟で眠るが、翌朝驚くべきことが起こる。
死体の胸を押してみると、なんと英語を喋り始め、自分はメニーだと名乗ったのだ。
登場キャラクター
()内は演者。
- ハンク(ポール・ダノ)
無人島に流れ着いた青年。
気弱な性格で、気になる女性に声をかけることもできない。
- メニー(ダニエル・ラドクリフ)
ハンクが浜辺で見つけた死体。
一見なんの変哲もないが、実はさまざまな機能が搭載されているようだ。