概要
電撃文庫のライトノベル「ソードアートオンライン」の作中作としてのSAOに登場するアインクラッド第75層のフロアボス(デスゲームから解放されるために絶対に倒さねばならない100体のレイドボスの75番目)。
SAO原作において最後に登場したデスゲーム版SAOのフロアボスである。
《The Skull reaper(骸骨の刈り手)》。
四つ目の頭蓋骨と骨でできたムカデのような胴体と触腕及び触脚を持つ悍ましい姿。
上半身の両腕と一体化した巨大な2本の鎌が最大の特徴。
なので、見た目に反してアンデッドかは怪しい。
ボーンゴーレム、下手したら悪魔かもしれない。
しかし作品ごとに扱いにブレがあるサイデルと異なりこちらは
「25の倍数」かつ「名無し」で最強クラスのボスモンスターである。
攻略組は1時間の戦闘の末にかろうじて勝利するも、戦闘本番だけで14人が戦死。
ゲームオーバー=現実での死であるアインクラッド攻略において
その一因大きな要因であるボス部屋の鬼畜ギミックが今後も続くであろう示唆もあって
既に数百人にまで減少していた攻略組を絶望の淵に叩き落とした。
その攻撃力をもってSAO最強プレイヤーのヒースクリフすらも
もう一撃入っていれば初めてHPが5割以下になっていた、という所まで追い詰めている。
……すなわち、ヒースクリフの正体を暴く最初で最後のチャンスを生み出した立役者でもある。
戦闘能力
大鎌
その特徴的な2本の武器腕。2~3人を纏めて薙ぎ払える上に攻撃力も絶大。
背を見せて逃げ出している途中とはいえ、一線級プレイヤーを纏めて一撃死させた。
ボディプレス
登場ムービーのような形で使用。天井から飛び降りてくる。
この衝撃で逃げ遅れた数名が上記の大鎌の最初の犠牲者になった。
尻尾
アニメ以降の媒体で仕様。尻尾による広範囲の薙ぎ払い。詳細不明
ボス扉封鎖
一度部屋に入ったら全滅かボス撃破まで扉がロックされる、これまでになかった仕様。
ボスの起動と同時に扉が閉まり、それまでボスの姿は一切見えない。
プレイヤーかボスのどちらかが死ぬまで退却はもちろん援軍も不可能となる。
これまでフロアボスには初見殺し対策に徹底的に偵察と退却を繰り返して
情報を集めてから本戦に臨んでいた攻略組にとっては
茅場晶彦の流儀を加味してもほとんど反則に近い悪意に満ちた罠である。
さらにこのギミック自体が初見殺しとなり、偵察部隊10名が本番前に事故死している。
結晶無効化ギミック
第74層ボスで追加された仕様。
ボス部屋そのものが結晶無効化エリアという罠になっている。
2層続いたことから今後はこの仕様が基本、
ヘタをすれば上記の扉封鎖も…ということが示唆され攻略組の心をへし折る結果となった。
外部出演
ゲームシリーズのエンドコンテンツの常連。
多くの場合は似たような容姿の上位互換や下位互換だが、
たまにご本人がゲームの枠を超えて出張してくることもある。
《The Life Harvester》
ユナイタル・リングに登場した生前(?)の姿。通称肉リーパー。
ついに原作でもモデリングを使いまわしされてしまった。
カマキリ系ボスモンスター
アリシゼーション・リコリスにて登場。モーションや得物がほとんど同じ。