概要
おもにMMOにおいて複数パーティを連結した十数人~数十人規模の巨大部隊レイドでかろうじて討伐されることを前提とした超ウルトラ協力最強ボス。
シングルプレイヤーや~よくて数人止まりなソウルライクのラスボスはもちろん隠しボスすらも遥かに凌ぐ前提を持つ。
いわばエンドコンテンツ、運営からのプレイヤーへの挑戦状であり、
ヘイト管理やヒールのタイミングを間違えないことは序の口。
無限に湧いてくるオトモのザコの処理や弱体化のためのギミックの発動など
人数を活かしてボスを足止めしながら各役割を分担しなければ
否、しても倒せるかどうか怪しいなんて類いすらいる。
酷い時には「即死級の全体攻撃を放ち、
倒したプレイヤーの数に比例して超回復」等という理不尽極まる能力を持つものすらいた。
かつて、ゲーム上に実装されていながら、運営は想定した時が来るまで倒させる気がなかったFF11のレイドボス「Absolute Virtue」は今なお界隈では語り草であり。
なにせ運営の想定に反して倒された際に即日修正が入って強化されたほど。
2023年になってMMOは全盛期と比べるとすっかり下火となったが、
それでもレイドボスという言葉の持つ恐ろしさだけは
今なおゲーマーの間に根強く伝わっている。
ソーシャルゲームにおける概要
ゲームシステムの問題からMMOとはまた違い、
「プレイヤーがボス戦に勝利すると残機が減り、ゼロになったら討伐」
というのが基本仕様。またレイドボスはお供を従えていることもあり、
お供を討伐するとラスボスが弱体化したり、
いやらしい妨害が無くなる代わりに別の強化が入るなどのギミックも兼ねている。
そしてお供がギミックを兼ねているように、ソシャゲとMMOの最大の違いとして
レイドボスが「股間限定イベント」としてラスボスを兼ねる場合も少なくなく
バランス調整に失敗すると最終決戦が採集決戦に変わる惨劇が起きることも。
創作における概要その1
良くも悪くも創作なのでソロ討伐されたり、
ソロでなくとも絶望的な戦力差でもなんとか討伐されてしまう傾向にある。
しかし、VRMMOものなどではレイドボスをソロ討伐“してしまった”後の方が問題。
そんな想定外の挙動を見せる者を運営や他のプレイヤー、
果ては裏で何かを企んでいる黒幕が放置する訳はなく
レイドボスソロ討伐をきっかけとして物語が急展開を見せることが多い。
創作における概要その2
想定外の挙動を見せる者を早めに摘み取れなかった結果がこれだよ
もはや変態とかキ○ガイを通り越して手のつけられなくなったプレイヤーに送られる視聴者から送られる敬称にして蔑称。
たまに作中でレイドボス呼ばわりされるものもいる。
多分レイドボスをソロ討伐するほうがまだ楽です。はい。
関連イラスト
関連タグ
「誰か止めろ」
「「「勝てる気がしない」」」
各概要の一例
- Absolute Virtue:正真正銘現実のゲームレイドボス。だが廃人はその上を行った。
- グリームアイズ:主人公の本気の噛ませになるもそれが原因で物語は急展開。
- 辻斬・狂想曲:オンライン:直球でレイドボスの異名を持つプレイヤーがいる作中作。