青眼の悪魔
せいがんのあくまざぐりーむあいず
電撃文庫のライトノベル「ソードアートオンライン」の作中作としてのSAOに登場するアインクラッド第74層のフロアボス(デスゲームから解放されるために絶対に倒さねばならない100体のレイドボスの74番目)。
「青眼」であって「青目」でなく、「あおめ」でもなく「せいがん」。
ボスとしてのランクは「5の倍数」の層でこそないものの「名無し」のため油断は一切できない強さとなっている(通常のボスは「The」の前にボス個人の名前が入る)。
キリトの二刀流およびスターバースト・ストリームお披露目の噛ませ犬といえばそれまでだが、
そのキリトの限界ギリギリ全てを振り絞っての死闘、
アスナとの人間関係など、この戦いが後の展開に与えた影響はあまりにも大きい。
作外での人気も高く、「ボスNPC」という都合もあって
主にゲーム媒体にて第1層ボスや第75層ボス共々共々何らかの理由で複製されたり、
コンパチの上位種や下位種が登場してキリトだけではなく現実のプレイヤーの前に立ちはだかってくる。
名の由来になった青白く光る白目むき出しの青眼をはじめ
黄金の角をはやした山羊の頭と下半身、蛇の尻尾というザ・悪魔な容姿を
濃紺色の体毛とエキゾチックな金色の腕輪と首飾りで守っている。
武装は斬馬刀とも形容される大型剣のみ。
プレイヤーのものとは同一でなく、
グリームアイズ専用にモーションがカスタマイズされている。
パンチ
基本的に両手剣を片手で振り回してくるため、空いた片手で殴りを入れる場合あり
ブレス
「青白く輝く噴気」と称される範囲攻撃。
詳細は不明だが、後発のそっくりさんやゲーム媒体などで現れた複製体のものは
ファイアブレスの類となっている。
結晶無効化エリア
厳密にはグリームアイズそのものではなく74層から追加されたボスフロアの仕様。
73層以前はボスフロアに仕掛けられることは決してなかったトラップで、
結晶の効果であるワープでの撤退や、HP及びデバフの即時回復が禁止されている。
スピンオフ作品「クローバーズ・リグレット」では、
主人公の兄がアインクラッドにてケームクリアを焦った末に
無能な上官の指揮下で前線に突っ込んで一撃死したことが語られている。
キリトがグリームアイズに殺されかけた元凶達の状況に合致しているため
他作品の主人公にとっても仇である可能性がある。
ただしいわゆる「限りなく黒に近いグレー」的なものではなく、
完全に界隈の推測でしか無いので要注意。