GMは前シリーズから引き続いて山本弘、挿画担当イラストレーターは幡池裕行。
物語
街中で突然裸同然の少女が降ってきた!出会った6人の冒険者は、
彼女、リザードマンに育てられたシアを故郷に帰すべく、西の未開地を目指すが…
特徴
前作から一転、最初からある程度のレベルのキャラクターを作成しての未開地探索シナリオ。
激戦続きのシナリオで全リプレイシリーズ中でも最多の死者を出し、蘇生することなくその場で埋葬するしかなかったという過酷な展開を遂げた(他のリプレイではPCの死者は全員蘇生している)。
上記のとおり(特に前半の)シナリオ・ミッションは過酷なのだが、プレーヤーのノリはスチャラカ冒険隊譲りで軽い。
ちなみに、本タグの「スチャラカ2」は便宜的なものであり、この第2部リプレイには愛称というものは実のところ特になかったりする。
キャラクター(PC)
アラシャ・クリューワ
マイリーの神官戦士。パーティを統率(?)する「お姉さん」。少し硬い性格で、
読者サービスを嫌がる…が、GMに脱がされたり、終いには表紙絵で尻を出したり。
フィリアン・エッダ・フローティリス
好奇心旺盛で故郷を飛び出したエルフの少女。裸の挿絵が異様に多い。
妙に色んな事に詳しく、真のリーダーとも言われる。
実はPC98版に登場するエルフ村長フローティリスの孫(参加プレイヤーにXTALソフトのプログラマがいたらしい)。
ライシードル・アレリー
「主人公的存在」と目されるということになっている青年ファイター。
『行方不明の父親を探している』という設定があったが結局活かされなかった。
ベリナス・ブレスト
大男のモール使いのファイター。1.0系では珍しい「パーティで最大の筋力を持つ男性」。
いわゆる「人間戦車」ポジションだが、生命点が意外と低く装甲に若干難あり。
後のシリーズに登場した筋力24と比べてはいけない。
バード技能持ちで、楽器は葦笛。
挿絵では異様に悪人面に描かれていたりさわやかに描かれていたり、差が激しい。
キドマン・ブリュ-ワ
すかしたイケメン長髪優男のソーサラー。魔法発動体の指輪の盗難防止用のおとりとして豪華な指輪を持っており、そのために金欠。
最終決戦目前で虎に食い殺されるという無残な最期を遂げた。
「もっと有名なモンスターに殺されたかった」(挿絵つき)
ちなみに虎は3連続攻撃を行う凶悪な生き物だが、次作バブリーズでは対照的に人になつく虎のトップがマスコットキャラクターとなっていた。
「銀の雨の」リン・エルドリア
ハーフエルフの盗賊。あまりいい目を見ることもなかった。
しかし前半最終局面では、遺跡のゴースト氏に貰った魔法の+2ダガー「星の光」でクリティカルヒットを連発!
するも、最終決戦で神聖魔法ラックの効果(失敗した判定を成功したことにできる)を使ってまで抵抗した魔法のダメージ判定で戦死した。
「銀の雨」の由来は読者投稿の五分間シアターに掲載されたストーリーで語られ、サーラの冒険のミスリルと共演していた。
シア(NPC→PC)
リザードマンに育てられた人間の女の子。警戒心は強いが優しい心を持つ。
人間社会に適応せず服を着るのを嫌がる。
ヒューリカー戦後、リザードマンの集落を離れパーティについていくことになり、そこから新参加の女性プレイヤーのキャラとして参加することに(キドマンのプレーヤーは…?)。
PC化し性格が変わった?
ジール(NPC→PC)
ハーフエルフの悪ガキ(ソーサラー3)。仮面の魔術師の手下になっていたが、キドマンの死を目の当たりにしてPC一行につく(キドマンのプレーヤーが担当)。
しかしヒューリカーが倒されると置き去りにされ、以後登場せず。
ベルモット・ロウ
ヒューリカー戦の後からパーティに加入した、怪しいハーフエルフの盗賊魔術師。おちゃらけた性格。
新入りにもかかわらず「主人公的存在」を差し置いてパーティを仕切ることもしばしば。
なぜか挿絵にはほとんどおらず、ただでさえ影が薄いといわれる第二部編にあって特に影が薄い。
キャラクター(NPC)
上級魔神「ゲート・デーモン」ヒューリカー
仮面の魔術師マートス
ヒューリカーの罠にかかり魔界に落ち、悪人に作り変えられてしまったシアの父。
かつてリザードマンの研究のため西の未開地へ行き、通常人間と干渉することのないリザードマンと交流を結び、娘のシアを預けていた。
ターシャ
シアの母。夫と共に魔界に落ちてしまっていた。
五分間シアターに掲載された「シアの休日」に登場。魔神リントラに取り込まれていたが、シアを救うため自分ごとリントラの動きを封じ、リントラの死とともに消滅した。
遺跡のゴースト
リザードマンの集落近くにすむ古代王国の人(?)。自称良い目的のためヒューリカーを召喚したが、生贄要求などやり口が阿漕だった為取引を拒否して地下に閉じ込めていた。
ログ
リーバーにだまされてドラゴンの卵を盗むのを協力させられ、持ち逃げされる。
ウィーナ
ドレックノールに住むログの恋人。飲んだくれの父親の借金のかたに売られ、競売にかけられる。
スライムハーフじゃない。
「紅いピアスの」リージャ
ドレックノール盗賊ギルドマスター「地下王」ドルコンの愛人のハーフエルフ。露出度の高い赤い服を着ている。
奴隷市場襲撃とウィーナの脱走を見逃す代わりにギルドの敵であるヴェラーズの追撃をパーティに依頼する。
リーバー
エフレム
ボグラム
ヴェラーズ
リプレイ本編には登場しない、外伝小説のみの登場人物。
イシュハー
シアの幼馴染のリザードマン、たぶんボーイフレンドという概念はない。
シアを庇って倒されてしまった。
「虎縞の」コムンガ
仮面の魔術師の手下にされたゴブリン一族のリーダーの、ゴブリンロード。
もう嫌気がさしてきているので、なんとか手を切りたいと考え、捕虜のリザードマンと手を組むが…