バブリーズ
なりきんぼうけんしゃ
この作品は、雑誌ドラゴンマガジンにて平成4年より平成7年まで連載され、富士見ドラゴンブックより4巻組として発売された。
ゲームマスターは清松みゆき( グループSNE所属のゲームデザイナー、小説家。トンネルズ&トロールズのサポートやソードワールドのシステムデザインなど。不幸。男性 )。
挿画担当イラストレーターは中村博文。ただしノベル短編集「バブリーズ・リターン」のみ竹浪秀行が担当したものの、まったく雰囲気が変わってしまい非常に不評だったといわれている。
アレクラスト( ソードワールドの舞台世界 )東部の有数の大都市オランを中心にした冒険が、やがて世界の命運に関わる陰謀へとステップアップしていく。
このリプレイの途中まではクレバーなプレイヤーのリプレイというものであったが、第2巻の初頭、第5話においてミッションの報酬( 不祥事の口止め料&慰謝料 )として現金10万ガメル、あるいは魔法のアイテムであるスケープ・ドール( 身代わり人形 )2個のどちらか、という選択肢が提示された。プレイヤーが調べてみるとアイテムの価格が現金の10倍であった。またそれを買い取ってもらえるコネも存在した。そのためアイテムで受け取り即売却したことにより赤貧冒険者から成金冒険者になってしまった。
また、このゲームにおいて魔法を用いる際に精神点の代用として使える『魔晶石』をカネに飽かせて大量確保・大量消費し、強引に魔法判定を成功させるなど、ルールにて想定されていない戦法などが用いられ、ゲームバランスが崩壊しかねない事態を招いた( だいたいスイフリーのプレイヤーのせいらしい )。またクレバーなプレイングや、経験点が加速度的に高まるオプションルールの採用、プレイヤーがお金を持っているため、大きな依頼でないと動かなくなったため戦力・報酬が激しいインフレを起してしまった。
これらのため渾名はバブリー・アドベンチャラーズ、略してバブリーズとつけられ、後にリプレイの新装版の際には正式名称となった。
最終的には彼らのバブルは城塞1個を手に入れ、大陸に存在するドラゴンとのコネを手に入れるほどになった。
この冒険者は非常に癖が強いゆえに他者には扱いにくく、GMやプレイヤー以外の他の作者では小説などに登場させることが困難であるとされ、当時ソードワールドにかかわっていた山本弘はJGC1997内のイベント「西部諸国のつくりかた」においてこの理由でソード・ワールドRPGシアター( ドラゴンマガジンで平成8年から平成9年にかけ掲載された「読者から設定等を募り、優秀作品を小説として掲載する」という読者参加企画。富士見ドラゴンブックにて出版された )に寄せられたバブリーズ主人公の原案「子供たちを責めないで」の小説化を渋ったとされ、ゲームの限界とされるレベル10を超える位置にかなり近いにもかかわらず、それを清松みゆきは拒絶しているといわれる。
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