概要
スティーヴ・ヴァイ(Steve Vai)はアメリカ合衆国のギタリストである。ニューヨーク州ロングアイランド出身、1960年6月6日生まれ。
13歳で近所に住んでいたジョー・サトリアーニに弟子入りし、基礎を学ぶとともに多大な影響を受ける。
その後バークリー音楽院に進み音楽理論を身につけると、フランク・ザッパ・バンドに採譜係として雇われる。1980年ごろには正式にバンドのギタリストとして迎えられ、効果音というか一発芸というか飛び道具的なギターの演奏を披露する。1982年には彼の採譜した膨大な資料を基に『フランク・ザッパ ギターブックス』が出版される。
1984年、ソロアルバム『フレクサブル』を自費でリリース。変態ギタリストっぷりを遺憾なく発揮。このレコーディングにはスチュアート・ハム(b)等 錚々たる顔ぶれも参加している。
同年、イングヴェイ・マルムスティーンの後任としてアルカトラスに参加。1985年、傑作と名高い『ディスタービング・ザ・ピース』を発表。しかしデイヴィッド・リー・ロスのソロ活動に参加するため、アルカトラスを脱退。これまた最高のユニットと称賛されながらも2枚のアルバムを発表後、脱退。
ソロ活動を続けながら1986年の映画『クロスロード』に出演したりもしながら、1989年、ホワイト・スネイク加入。アルバム『スリップ・オブ・ザ・タング』発表。ツアーにも参加する。
1990年ソロアルバム『パッション・アンド・ウォーフェア』が大ヒット。自らのバンド『VAI』としても活動を始める。その後、師匠と共演するG3等、様々なアーティストの活動に参加。
人物
ベジタリアンである。ビジュアル、楽曲のイメージとは真反対の理知的で物静かな性格で、ファンサービスも欠かさない。ピラミッドの意匠をギターやジャケットに取り入れたりしているが、宗教的に云々という話はあまり聞こえてこない。