ゲーム版の概要
GBA用ソフト『絶体絶命でんぢゃらすじーさん痛 怒りのおしおきブルース』に登場するボスの一人。
森の中にアジトを構える伝説のスナイパーの異名を持つ。スナイパーだけに普段は沈着冷静だが名乗りを邪魔されて泣きじゃくったり敗北すると「ゆ、ゆるひてくらさ~い!」と土下座するなど情けない一面も。
戦闘ではスナイパーと名乗っているくせに弾を3つ同時に発射するバズーカ(バルカン砲?)を使用する。
ちなみに再戦すると露骨に嫌がられるほか、倒すと実はスナイパーは2年続けてたバイトだったことが判明し、これを機に次のバイトを探すとあっさり宣言した。
漫画版での概要
コミックス第5巻、攻略本に収録された作品『ばいおれんす校長の教頭』にも登場しているが、設定はゲーム版とは異なっておりこちらでは宇宙警察の一員で故郷の星が貧しく、家族を養う為に働いているということになっている(作者曰く「設定が変わりすぎて別人になってしまった」とのこと)。
たまたま地球に訪れたところ、いつものようにじーさんにぶっ飛ばされた校長のとんがり頭が脳天に突き刺さったことで記憶喪失になってしまい、校長の「世界で一番エラい男」という自己紹介を本気にして彼を何度も偉いと褒め称えたことで(生まれて初めて他人にエラいと言われて)感動した校長によって校長曰く「世界で2番目にエラい立場」である「教頭」としてスカウトされ、その実力と記憶がないことをいいことに自身のボディガードにする。
彼の圧倒的な力の前に皆校長を恐れるようになっていくが、1ヶ月後のある日校長がはずみでバルカンをぶっ飛ばしてしまい土手を転げて電柱に頭をぶつけたことで記憶を取り戻す。
そして仕事に戻るために宇宙船を呼んで地球を去ることを告げるが校長に泣きじゃくられてしまい、宇宙警察に戻るか記憶のない自分の面倒を見てくれた彼のためにこのまま教頭として居続けるか躊躇してしまい、ふと教頭を選ぼうとしたが、突如彼に「貴様はクビじゃい!」と宣告されたうえボロクソに言われて一方的に縁を切られてしまう。しかし、それは泣きついたときにバルカンの落とした弟たちの写真を見て彼の事情を知った校長が彼を想ってついた嘘。バルカンはそれをすぐに見破り、校長に「あんた、エラいな」「他人の気持ちを考えて嘘をつける、その気持ちが偉い」と告げ、去っていった。強がって彼や宇宙船に背を向いていた校長は「記憶の有無に関係なく自分を偉いと言ってくれたお前こそ偉いのじゃい」とバルカンを思い何度も「教頭!教頭ー!」と叫んでいた…
孫「ダジャレで終わり―っ!?」
ちなみに単行本5巻の裏表紙にてじーさんに「教頭はメガネを売る仕事」とウソを吹き込まれてたりしたほか、14巻の200話記念の話に顔だけ登場した。
そして、2021年10月15日の新作アニメのワンシーンにも登場している。
関連タグ
ドルマネー…大長編第4弾『4位のお金と563位のアイツ』に登場したキャラクター。彼も家が貧しく、周囲から酷いいじめや差別を受けたことで悪の道に走ったがじーさんに諭されて改心した。また、彼も校長のとんがり頭が脳天に突き刺さった。