概要
正式タイトルは『絶体絶命でんぢゃらすじーさん痛〜怒りのおしおきブルース〜』。
「痛(two,2)」と銘打たれているが、正式には第三作目である。 今作ではミニゲーム的な要素は少なく(ミニゲームはおまけ程度)純粋なアクションゲームとなっており、落ちている物や人を投げつけて敵を倒してゆくというシステムとなっている。
システム
- 本作は上記の通り物を投げて攻撃するというのが基本のアクションになっており、一般市民にも攻撃判定がある。
物をぶつけられた人物は大抵どこかに飛んでいくが、たまに怒って反撃してくるものもいる。
- キャラクターが暴行を受けるシーンも複数存在し、大抵は「しばらくお待ち下さい」という暗転した画面に切り替わり、台詞と効果音だけの状態になる。
- 変身は本作でも健在で、前作から変身の数は減ったものの、代わりに自由に変身を切り替えられるようになった。
また、変身の一部は読者公募で採用されたものもある。
- 今作のキーアイテムである漫画の原稿は手に入るたびに曽山の家で読むことが可能で、漫画の内容はオリジナルでかつ今作のダンジョンと共通している。
- 原稿をすべて集め、ラスボスを倒せばクリアだが、今作もマルチエンディングを採用しており、条件を満たすと観られるエンディングが複数用意されている。
ストーリー
ある日、作者である曽山一寿の家に竜巻が襲来し、漫画の原稿がどこかに飛ばされてしまった。このままではでんぢゃらすじーさんが打ち切りになってしまい、じーさんたちも消えてしまうという。
連載終了の危機を回避するため、じーさんと孫の旅が始まった。
登場人物
本編の人物
曽山一寿
作者。竜巻で原稿を紛失してしまった今回の騒動の元凶。たびたびじーさんにボコボコにされる、弁当を横取りされる、松本しげのぶからもらったボルメテウス・ホワイト・ドラゴンのカードを奪われたりと散々な目に合う。途中からは連載終了したらもう仕事しなくていいんじゃないかと考えるようになっていき、だんだんデパートでデュエマをしていたり旅行に行ったりと遊び惚けるようになる。
おなじみ主人公。でんぢゃらすじーさん終了の危機を回避するために旅に出る。
おなじみツッコミ役。
校長
おなじみじーさんのライバル。今作でも原作同様ろくな目にあっていない。
じーさんのペット。
みょみょみょ星人
地球を侵略するため現れた宇宙人。今作ではモブキャラとなっており、普通に街中を歩いている。
ボスキャラ
猫左衛門
デパートを占領していた猫。背中に漫画の原稿が張り付いていた。じーさんに負けた後はマンホールの中で戦うことができる。デパートを占領した理由は不明だが、孫は「キャットフードが欲しかったから」と推測している。
イガイガ忍者首領
イガイガ忍者の首領。漫画の原稿を秘伝の巻物と勘違いして持っていた。姿を消すことができるが、影があるためにどこにいるかはすぐ把握できる。
森の奥にいる、一流スナイパー。普段はクールだが、じーさんに自己紹介の邪魔をされて泣きじゃくるなど、情けない一面も。攻略本及び単行本5巻には彼が主役の「絶対服従ばいおれんす校長の教頭」というスペシャル漫画がある。しかし、それに登場する彼はゲーム版とは名前が同じだけの全くの別人。
ブンド・リッチー
ハニワハウスにいる山賊。漫画の原稿をトイレットペーパーと勘違いした。便秘気味でもある。「トイレットペーパーと引き換えに漫画を渡す」と約束しておきながら、いざじーさんと孫が曽山から強奪したトイレットペーパーを持ってきて漫画を渡すように言っても、「あまい!」と一蹴したため対立する。10円玉を大金、札束を紙切れというなど、金銭感覚がズレている。実は暴力反対派。
ケツドッグ三兄弟
東京タワーを占領したオカマの盗賊の犬三兄弟。孫に惚れており、漫画の原稿と孫をかけてじーさんと対決する。彼らの攻撃を受けると「デリシャス」と口にする。三男のアイコはじーさん達と出会った時に初めて喋ったらしく、犬の癖に語尾に「ニャ」をつける。
外見がまんまアレ。
ぐるぐる親分
男気あふれるコマの親分。下半身がこまになっており、背中に「ひどいや」と書かれた旗がある。
ハイシャック船長
海賊船の船長。オカマ口調で頭がデカい。語尾に「ザマス」をつける。入場券を貰って海賊船に入ったはずなのにじーさん達を侵入者とみなした。漫画の原稿をファンレターと勘違いし、持っていた。顔が大きいのを気にしているらしく、それをじーさんに突っ込まれ、大激怒する。
最強菌
最強さんの体の中にいる菌のうち、校長を食べて大きく、賢くなったもの。戦闘中の行動がイガイガ忍者首領と共通している。倒した後は食った校長を完全に消化してしまう。
大天使エンジェラー
天国にいる大天使。漫画の原稿を警察に届けようとしていたが、それを探しているじーさん達には渡そうとしなかったために対立する。だが、じーさんの策略によりかき氷一気食いをさせられ、頭を痛めたところを狙って漫画を奪い返される。
ラス・ボス
このゲームのラスボス。ドラゴンのような姿をしており、じーさんたちが9枚目の原稿を手に入れた後、曽山が持っていた10枚目の原稿を奪った。火を噴いて攻撃する。2回目以降戦うときはラスボスを止めようかと発言するようになる。
変身
名前の前の※は物をもてないじーさん、○は読者が考えたじーさん。
- じーさん
通常形態。このときはまだ、軽い物しか持てない。
- キンニクじーさん
猫左衛門が落としていった「にんにくマッスルドリンク」を飲んだことによって、重いものを持てるようになったじーさん。そのかわり移動速度は通常より遅くなる。
- ※○箱じーさん
段ボールになったじーさん。移動速度が速く、川を流れているところを進むことができ、ゆっくりだが川を上ることも出来る。
- ※ウンコじーさん
あるトイレに話しかけると、家に帰ることができる。
- 犬じーさん
穴を掘ることができる。ただし、移動速度は遅くなる。
- ニワトリじーさん
空を少しの間、飛ぶことができる。ただし、海や川など水の上に落ちると溺れてしまい、強制的に家に戻されてしまう。また、移動速度は遅くなる。
- クジラじーさん
海を泳ぐことができる。手はないが物を持つことは出来る。
- モグラじーさん
犬じーさんよりさらに深いところを掘れる。ただし、移動速度は遅くなる。
- ※○ブラックホールじーさん
箱じーさんやクジラじーさんより移動範囲が増え、海の上のナルトなどの歩行できないところを移動できる。
- ※○もろみ酢じーさん
ゲップで攻撃。
- ※ボルメテウスじーさん
デュエル・マスターズのボルメテウス・ホワイト・ドラゴン風のコスプレをしたじーさん。おならとゲップで前後同時攻撃ができるが、連射性能はもろみ酢じーさんより劣る。
- スーパーじーさん
スッポンエキスを飲んで変身した「スーパーマン」がモデルのじーさん。キンニクじーさんでも持てない重いものを持てるが、足はキンニクじーさんより遅い。
- ※○ノミじーさん
猛スピードで移動できるが、物も持てず、攻撃手段もないため、完全な移動用変身。あまりに小さいため常に矢印で居場所が示される。
- ※金のウンコじーさん
家に帰れるだけでなく、いろんな場所に行けるようになったウンコじーさん。ただし、一度も使用したことのないトイレのある場所には行けない。
関連タグ
絶対服従ばいおれんす校長…前作
史上最強の土下座…ナンバリングタイトルとしての前作
果てしなき魔物語…次作