※この記事は『絶体絶命でんぢゃらすじーさん』の最終回のネタバレが書かれています。
「孫よ!」
「この世界で出会うコトができたのか…。」
「…わかるか…?」
「それはな…。」
「 おばあちゃんがいたからじゃ…! 」
この記事で紹介するおばあちゃんは、絶体絶命でんぢゃらすじーさんの登場人物のおばあちゃんである。
概要
『絶体絶命でんぢゃらすじーさん』最終回『でんぢゃらすじーさんじゃっ!』(単行本第20巻収録)で、その存在が明らかになった。
既に故人であり、じーさんとは本編から11年前に死別している。
彼女のお墓は、孫が夢の中で見た桜の木の下にあり、その場所は、じーさんと初めて出会った場所でもある(ちなみにじーさんは、孫はお墓を見つけた一ヶ月前から思い出巡りの旅に出ていて、おばあちゃんが寂しくないように自身の写真を置いていったのだが、そのせいで孫は、そのお墓がじーさんの物であり、じーさんが亡くなったと誤解していた)。
また、彼女の命日は孫にとって深い関わりがある(詳しくは後述)。
人物
上述した通り、故人なので本編には登場しておらず、どのような人物だったのかは明らかになっていない。
しかし、じーさんが彼女と初めて出会った桜の木の下にお墓を建てていたり、ある人物がその桜の木に『じーさんにとって最高の思い出が詰まっている』と語っている所を見ると、彼にとってとても大切な存在であった模様。
容姿
(画像右の人物)
この話のラストシーン(後述)では顔しか出ていないため、容姿は不明。
画像の服装は、絵師の想像による物である。
余談
ミニコーナー『この本の中で作者が好きな話ベスト3!』では2位にランクインしており、作者は
もう何年も前から自分の中で「最終回はこう!」だと決めていて、それをかくコトができて本当によかったです!
とコメントしており、2021年6月30日に発売された別冊コロコロコミックスペシャル8号に『絶体絶命でんぢゃらすじーさんセレクション』として初登場回が収録された際、『今だから言える! 曽山先生の爆笑エピソード!』においては泣きながら描いたとコメントしている。
2022年1月21日に『でんぢゃらすじーさんチャンネル』にて、最終回とそれ以前の二つの話を纏めた新作アニメが公開された。
関連タグ
以下、感動のネタバレ
上述したように、じーさんと彼女は離れ離れになったが、彼はおばあちゃんがいなくなったとは思っていなかった。
曰く、たとえ会えなくなっても、ずっとずっと繋がっている、それが家族なのだ。
そして最後に(関係ないかもしれないらしいが)ある事を明かす。
孫はおばあちゃんが亡くなったその日に魂が入れ替わるように産まれたという事を。
だから、じーさんは孫がいてくれるだけで、とっても幸せなのだと…。
その言葉に孫は涙を流すのだった…。
「家族」
「家族」はいなくなったりしない。
たとえどんなに会えなくても
はなればなれになっても
絶対にいなくなったりしない。
ーーーーーその、
ーーーーー気持ちこそが、
「家族」そのものだから………!!!
上述の言葉のバックには、
産まれたばかりの孫を抱えるじーさん、
そして、天国へ旅立ったおばあちゃんの姿があった…。
絶体絶命でんぢゃらすじーさん
完
以下、笑撃のネタバレ
こうして、『絶体絶命でんぢゃらすじーさん』は幕を閉じた。
そこでじーさんは次回から始まる新しい漫画のタイトルを発表する。
そのタイトルは…
孫「タイトルがビミョーにかわっただけだーッッ!!!」
※ここから先のやり取りは、この話が単行本第20巻に収録された時に追加された。
じーさんと作者「とゆーワケで『でんぢゃらすじーさん邪』ヨロシクねー♡」
孫「結局つづくんかい!!!」
そして上記のYoutubeアニメでも、
もうすぐ10万人行くのに終われるかああああああああ!!!!
続く!!!!!!!!!!!!!!
とコメントがされていて、現在も配信中である。
真の関連タグ
???…同じくじーさんの最終回にて登場したキャラクター。但しシリアスだった「絶体絶命」の最終回とは打って変わって、「邪」の最終回は完全なるギャグである事には注意されたし。
以外、更なるネタバレ
彼女は最終回にて存在が明かされるという衝撃的なキャラだった為か、その後の続編「邪」に置いて登場する事は一切無く、気がつけば時代は平成から令和へと移り、3度目の続編となるなんと!でんぢゃらすじーさんが連載4年目を、そしてでんぢゃらすじーさんという作品自体が20周年を迎えようとしていた。そう、時は2021年。
そして突然、彼女は再び現れた。
以下、とある大長編作品の重大なるネタバレを含む為、閲覧注意
11年の時を経て再登場。
とは言っても最後に少し回想シーンで姿を現しただけであり、影は非常に薄いが、物語の中核を担っていると言っても過言では無い。前回の話とは違い、後ろ向きだが以前よりも容姿と服装がはっきりと描かれている。(顔の部分は影で隠れているが)
この大長編は20年前、嘗てじーさんが遊んでいたゲーム「アドベンチャー・ホライゾン」が、あと少しでクリアという所でプレイを止めてしまったじーさんを恨み、「新作ゲームを遊ぶようになって自分の事を忘れた」と誤解したことによって騒動を引き起こすという内容だが、色々あって無事ゲームの世界から脱出したじーさんの口から孫へと真実が語られる。
それは20年前、あと一歩でラスボスを倒せるという所で当時健在だったおばあちゃんが病気を発症し、看病で忙しくなったじーさんはゲームが出来なくなってしまったという事実だった。
昔、元気だったおばあちゃんは夫であるじーさんと共にゲームを2人プレイで楽しんでいたようだ。
そしてゲームの想いを知ったじーさんは、再びゲームを起動し、あの時おばあちゃんと2人で遊んだ時の様に、孫と2人でアドベンチャー・ホライゾンの本当のゲームクリアを目指す所で、この物語は幕を閉じるのだった。