モロッコを発祥の地とする土鍋。
蒸し料理に使われ、円錐形の嵩の高い蓋を被せて調理する。
円錐形の蓋の上部の狭い空間では対流が起こり難く、土鍋を加熱した際に食材から出た水蒸気が蓋の上部で冷やされて水滴となって食材へと落下する。これによって、食材に含まれる水分だけで蒸し料理を作ることができる。乾燥地域が多く水が貴重なモロッコならではの調理器具と言える。
食材からの水溶性ビタミンやミネラルの損失が少なく、世界的に注目を浴びた。
またはタジン鍋を使って作った料理。
香辛料で香りをつけた野菜と、鳥肉や羊肉を低温でゆっくりと蒸し煮にしたもの。
チュニジアではキッシュのようなパイを「タジン」としている。