「私が―― 私たちこそがハイエンターの未来を築くべきであったのに」
CV:根谷美智子
概要
「巨神教異端審問官」と呼ばれる不気味な仮面をつけた刺客で、影妃(ホムスの側妻)の子であるメリアの立太子に反発した光妃(ハイエンターの正妻)ユミアの密命を受け、ハイエンター墓所にてメリアの暗殺を図る。最奥部にてテレシアとともにメリアの前に現れるが、直後に駆けつけたシュルク一行との戦闘に破れ姿を消す。戦闘時のレベルは38。
その後、ゲームクリアに必須のイベントではないが最終盤にコロニー6の「物見の三叉路」付近に行くと登場し、そこで発生するクエストを進めることでその素性が一部明らかとなる。なおこのときは素顔で登場する。
出生
純血のハイエンター同様に長い翼を持っているが、実は彼女はユミアの隠し子であると同時にホムスとの混血児であり、巨神ザンザ復活後もテレシア化することなく生存していた。巨神教の交わりの儀式によって生を受けたものの、その際誤ってホムスの血が混じってしまったため混血となった子である。交わりの儀式でユミアの相手をした男にホムスの血が混ざっていたようだが、ユミアは妊娠中にそれを知っても尚異端審問官の長という立場でありながら周囲の反対を押し切りタルコを産んだという。
こうした出自からカリアンはタルコの異父兄にあたり、彼の異母妹であるメリアとは血縁こそないが家系図的には姉妹に相当する複雑な関係にある。同じ皇家の血筋でホムス混血という立場を背負っていながら暗殺者という影の世界にいる身のため、皇統を継ぎ日向に生きるメリアを妬む個人的な心情もあったが、テレシアと化したユミアを介錯したメリアに対しては感謝の意を示した。
「ユミア様―― いや 母上への介錯 礼を言う」
その後
『ディフィニティブ・エディション』で追加された本編の1年後を描く後日譚『つながる未来』にも主要人物として登場する。
本編終了後に"死に場所を求めて"あてどなく彷徨った結果巨神肩に流れ着いたが、ある日皇都アカモートに霧乃王と呼ばれる正体不明の怪物およびその影響を受けて変異したモンスター・霧乃獣が出現し、ザンザ復活後も生き延びていた混血ハイエンターたちが巨神肩に逃れてくる。その中でテトという少年を保護したタルコは、テレシア化した純血ハイエンターを元に戻すための彼の研究に助力し、やがて自身もその使命に駆られることとなった。そのような折、シュルクと共にジャンクスに乗って巨神肩を訪れたメリアがテトの研究所を訪れたことで、血縁なき妹たる現皇主との再会を果たす。
テレシア化し滅んだ純血を忌み嫌うゲルガーによって研究所は襲撃を受けるが、これを撃退し命懸けで炎上する研究所から資料を護ろうとしたメリアに改めて感謝の意を示した。その後皇都外にも霧乃獣が現れ、生存者が暮らす古代都市グランデルが危機に晒されると、自らはグランデルの防衛を引き受け、メリアやシュルク一行を霧乃王討伐のため皇都へと送り出す。タルコは霧乃王がいる離宮(かつてのメリアの住居)への転送装置を封じており、その認証としてメリア暗殺未遂時に着用していた例の仮面を使ったため、これをメリアに託すのだった。
事態収束後はメリアの補佐として戴冠式に出席。今の世に戴冠式などとぼやく彼女に自分には女王の座など御免だといいつつ茶化すなど、姉妹のようなやりとりが見られた。
話す声色も少し高くなることで高圧的だった印象はなくなり、2人の間の蟠りは完全になくなったのだった。
なお、ナカマトーク(キズナトーク)ではメリアとタルコのエピソードが2つ用意されており、2人のお互いに対する想いを垣間見る事ができる。霧乃王討伐に離宮へ向かうとその後は一直線でEDまでいくため先にこのナカマトークを見ておく事をお勧めする。
習得アーツ
タレントアーツ
ギルティボム | ヒット時:バインド |
---|
※タレントゲージMAXで使用可能
通常アーツ
アーツ名 | 習得レベル | 性能 |
---|---|---|
フライングビー | 1 | 転倒ヒット時:ダメージ増加×2.0(特効) |
スパイラルキック | 1 | ヒット時:強制転倒 |
リベレーション | 1 | 範囲内の味方の筋力アップ、エーテル力アップ |
ドレインエナジー | 1 | タレントゲージ吸収 |
テレシーコマンド | 1 | 範囲内の味方に物理バリア |
敵対時に彼女が使用するアーツであり、操作キャラにはできない。
相手を縛りつけたり転ばせたりと攻撃面では相手を拘束する点が目立つ。防御面のアーツも複数あり、攻防に優れたキャラクターといえる。
前述のナカマトークには彼女のキャラアイコンが登場するため、「仲間に加わるのでは」と思ったプレイヤーもいるのではないだろうか。