CV:大宮悌二
概要
『宇宙鉄人キョーダイン』第24話「気をつけろ! 宇宙ゼミが人を喰う‼」に登場するセミの特性を備えたダダロイド。緑色のセミのような姿をしているが、腹部に2対の節足が生えており、計4対の手足を持つ(それって昆虫と言えないのでは?)。右手だけ5本指になっている。普段は「ミーンミンミン」というセミの鳴き声のような台詞や唸り声しか言わず、まともな台詞は「いくぞ!」と後述する台詞しか言っていない(自己紹介もガブリン親衛隊が代わりに行った)。
単体で虹色の奇麗な色をした肉食性の宇宙ゼミの卵を産み落とす能力を持ち、これを日本中にばら撒いて地球人類を一掃しようと目論む作戦の実行を使命とする。
好物は樹液で、基地内でも食事用の樹の幹を持ち出していた。
主な戦力は眼から放つ銀色の怪光線。その威力は岩を破壊し、ロボットの機能も麻痺させる。他にも口吻からは火炎が放射される。また地中を掘り進む事も可能(この際、なぜか宇宙ゼミのような姿になる)。
宇宙ゼミ
ダダゼーミの分身とも言うべき宇宙昆虫。ダダゼーミ同様、緑色のボディをしており、足が4対ある。ただし、口吻でなく牙が生えた大きな口を持ち、これで人間の首に噛みつき、白骨になるまで食い尽くしてしまう。ダダゼーミと違って背中に羽があるが、展開せずに飛行する。また幼虫のごとく地中を掘り進む事も可能。意外と力強く、電話ボックスのガラスも突き破った。
卵は昆虫というより鳥の卵に近く、大きさも鶏卵より大きい。
劇中の活躍
宇宙ゼミの卵を産み落とし、その内の1個を宏という少年が拾っており、わざと卵を孵化させて彼の父親を食い殺し、別の日にはアベックまでも餌食にした。しかし、この際サイバグラフィー譲治に目撃され、宏の証言もありキョーダインが動き始める。
ガブリン親衛隊の要請で産卵を進め、新たに産み落とした5個の卵が葉山健治達に回収される。健治の友達4人は保護者の反対を受けて卵を巣のある洞窟に返却したが、そこで1匹が孵化した事で近くにいたスカイゼルに見つかり、ベルトミサイルで倒されてしまう。自らスカイゼルに挑み、怪光線と火炎放射で苦しめるが、スカイゼルのベルトミサイルで負傷してしまい、親衛隊に引き連れられて退散する。
だが、健治はゴンベスの目を盗んで孵卵を始めており、キョーダインの連絡むなしく卵は孵化してしまう。地球防衛軍兵士2名を嚙み殺すが、駆け付けたグランゼルによって宇宙ゼミは倒されてしまう。地中から姿を現してグランゼルを怪光線で苦しめ、親衛隊の加勢でグランゼルを追い詰める(この際、「ざまあみろ!どうしようもできまい!」と発言した)。そこへゴンベスの修理を受けたスカイゼルが現れ、グランゼルは救出されてしまう。スカイゼルによって親衛隊は一掃され、自身もスカイキックとスカイゼル岩石落としを受けて断末魔の叫びを上げて爆散した。
なお丸井大佐によると卵は日本のあちこちに残っているらしく、発見したら地球防衛軍本部に届けるよう子供達に伝えた。