概要
『宇宙鉄人キョーダイン』第18・19話に登場した弓矢の特性を備えたダダロイド。キョーダイン同様兄弟ロボットであり、兄のロボンフッド1(通称フッド1)と弟のロボンフッド2(通称フッド2)で構成されている。両者共に背中に黄色い矢を背負っており、手足が黄色と黒の縞模様になっている。
「ダダミーバー」というアメーバが塗られた「フッドアロー」を放ち、射られた人間を狼人間にしていった。
ロボンフッド1(ワン)
CV:阪脩
垂直にした弓矢を身体の前面に装備した兄。胸部は矢羽根を模している。弟に比べると冷静。アローにチョップを当てる事でアローが発射される。自分の射撃を避けたスカイゼルを褒める反面、フッド2に褒められると「おこがましいわ!」と言って𠮟るなど、弟には厳しい。しかし、弟が倒されると怒りを露わにしており、なんだかんだ言って弟には愛着がある模様。
フッド2の仇を討つべく、ダダフラワーと協力して人間狩りを始める。林ヶ丘にあるアジトの洋館を葉山健治達が訪問すると、彼らを捕まえて地球防衛軍に「健治達を返して欲しければ髑髏谷まで来い」と通告する。健治達の身代わりとしてキョーダイン(サイバグラフィー状態)を捕えると、ダダフラワーに健治達を襲わせるが、キョーダインが元の姿に戻ってしまい、彼らのX攻撃とグレートパンチでダメージを負ってしまう。地中に逃げ込んでアジトに戻り、ダダフラワーに謝罪するが、ダダフラワーに捕食されてしまった。
ロボンフッド2(ツー)
CV:梶哲也
顔に3つ、胴体に5つの弓矢を水平に装備した弟。「宇宙で一番の弓矢の使い手」を自称するなど自信過剰。ロボンフッド1を「兄者(終盤のみ兄貴)」と呼び、キョーダインを「小僧」呼ばわりした。
夜の道で人々に奇襲をかけて狼人間を増やしていたが、キョーダインに妨害される。ダダミーバー反応機を持参して来日したイヴォンヌ中尉を襲うべく、彼女の友人まゆみを狼人間に仕立て、彼女を襲撃した。健治の報告を受けてキョーダインが現れると、兄を差し置いて彼らに挑むが、射撃を悉く弾かれ、キョーダインの天地攻撃とグレートパンチを受けて、「あ...兄貴...仇を...」と呟いて爆散した。
狼人間
演:ミスター・珍
第18話に登場。ダダミーバーを注入された人間が変貌した獣人。他の生物の命を吸収しなければ生きていけない体質であり、人々の生命力を爪から吸収していた。さらに生命力を吸収すると、体内のダダミーバーが繁殖し、ますます狂暴になってしまう。
当初は絶命する以外に元に戻る方法はなかったが、地球防衛軍の田川博士によって宇宙飛行士訓練所のシミュレーターを使ったダダミーバーの遠心分離法が編み出され、これでまゆみは元に戻った。
ダダフラワー
第19話に登場。宇宙の食肉植物。フッド1からは「ダダフラワー様」と呼ばれており、彼よりも上位の存在らしい(どういうこった?)。先端に爪のようなものがある蔓を伸ばして獲物を捕まえる。劇中では若い女性、シゲ子という少女とその父親、さらには地球防衛軍兵士を捕まえた(細田軍曹も捕まったが、彼はキョーダインに救出された)。蔓は銃弾をものともしない。本体は赤い花弁と3本の牙のようなもの(雄しべ?)を有し、中央が発光する。根から電波を出す事で蔓を遠隔操作する。この電波は本体で作られており、ロボットに対しては一種の防御壁にもなる。
被害者の一人であるシゲ子が健治の友達・マサ子の姉だった事で、勇んでアジトの洋館を捜索にしに来た健治達を捕獲する。健治達が白川エツ子達に保護されると、髑髏谷まで蔓を伸ばして彼らを襲うが、本体をスカイジェットのミサイルで破壊され、洋館諸共爆散した。
余談
フッド2は第18話のみの登場だが、第19話のOPにもクレジットされていた。
ダダフラワーに捕まった人々がどうなったかは不明。
イヴォンヌの友人まゆみは桜井浩子女史が演じた。
関連タグ
宇宙鉄人キョーダイン ダダ星地球侵略ロボット軍 ダダロイド 弓矢 ロビンフッド
ムササベーダー兄弟:名前は同じでも容姿が異なる兄弟怪人。