CV:丸山詠二
概要
『宇宙鉄人キョーダイン』第4~6話に登場した機雷の特性を備えたダダロイド。
オレンジ色のボディをしていて、頭は機雷のようにトゲがあり、目は潜望鏡のようになっていて、右手はチェーン付きの機雷、左手は銛になっている。胸にダダ星のシンボルマークがある。バズカードやタンクーダに比べると流暢に話し、ロボ兵同様「ダギ!ダギ!」という掛け声を出す。
オレンジ色の機雷を武器とし、転がして使ったり、地面に(半分だけ)埋めて敵を吹き飛ばす戦法が得意(それって地雷では?)。また直径1mはあろうかという黒い「大機雷」も武器とする。頭部は分離可能で、これを相手にぶつける「ヘッドキラー」という技を持つ。右手の機雷はぶつかると爆発を引き起こし、左手の銛は木を切り裂くばかりかロケットパンチの要領で離れた相手にも致命傷を与えてしまう。他にも盗聴用の集音イヤーを備える他、胴体の装甲は「キライニウム」という金属製で、敵の電撃を跳ね返す仕掛けが施してある。
「チェンジ!ダイキライ!」と発声する事でダイキライタンクに変形する。
「地球にうようよいる人間どもが1人や2人死んだからってどうという事あるまい(意訳)」と主張するなど生命倫理というものが欠落しており、罪もない者を平気で傷付ける姿はキョーダインも怒りを露わにした。機嫌を損ねると「キライ!」または「ダイキライ!」と発言する(逆に機嫌が良くなると「スキ!スキ!」と呟く)。
ダイキライタンク
ダイキライが変形した3輪戦車。機雷のような形状をしたボディと車輪が特徴で、一つ目をしている。ボディからいくつも出ている大砲からの砲撃を得意とし、前輪は鎖付きのハンマーとして射出も可能。地中潜行も可能。
劇中の活躍
第4話「解くぞ!カキにカボチャの大作戦」
ある老人を海堂博士に変装させ、接触しに来たキョーダイン諸共襲撃するが、老人の保護を優先したキョーダインに逃げられ機嫌を損ねる。次に地球防衛軍本部に侵入するが、白川エツ子、丸井大佐、細田軍曹がいる部屋を盗聴中、『花つみの歌』に対してトンチンカンな解釈をする彼らに逆上して「真面目にやれ!」と言って乱入する。彼らを人質にして捕えると、「歌の鍵は植物園にある」と睨んで伊豆シャボテン動物公園に移動するが、サボテンに擬態していたゴンベスに人質を解放され、自身はキョーダインと対決する。ダイキライタンクに変形して彼らと戦うも、グランミサイルに前輪を掴まれてハンマー投げの要領で投げ飛ばされ爆散した。
しかし、その部品は大部分が残っており、同僚のガトリンガーに回収され、彼の基地で修復された。
第5話「くだけ!不死身のダダ軍団」
ガトリンガーがキョーダインを引き付けている間にガトリンガーを捜索していた防衛軍兵士を急襲し、ゴンベスを一蹴してエツ子らを再び拉致する。まずエツ子の改造を目論むが、グランミサイルの特攻でキョーダインが基地に侵入してしまう。ガトリンガーと共にキョーダインと戦うが、スカイゼルのキックで頭が胴体から離れてしまい、銛のパンチを間違えてガトリンガーにぶつけてしまうなど、連携の拙さを露呈してしまった。キョーダインによって低温ボックスに入れられるも、サイボーグ軍団の補佐で何とか脱出し、サイボーグへの攻撃を躊躇する彼らを右手の鎖で捕縛する。
第6話「見たか!キョーダイン新殺法」
サイボーグ軍団の特攻でグランゼルの左腕を切断するが、スカイジェットに変形したスカイゼルによってキョーダインは逃亡してしまう。修理を終えたキョーダインは海堂博士の捜索に出掛けてしまい、痺れを切らした彼はガトリンガーが発案した誘き寄せ作戦を実行に移す。やっとキョーダインが現れると、ガトリンガーと共に出撃する。再びサイボーグ軍団をキョーダインにけしかけるが、キョーダインに避けられて全滅してしまう。ガトリンガーともども苦戦を強いられ、タンクに変形してキョーダインを襲うも、グランミサイルに宙吊りにされてガトリンガータンクめがけて落とされてしまい、今度こそ撃破されるのだった。
余談
劇中ではやたら「機雷」と「嫌い」を引っかけた発言をしており、第5話の次回予告ではエツ子に「ダイキライなんて大嫌いよね!」とダジャレを言われた。
関連タグ
宇宙鉄人キョーダイン ダダ星地球侵略ロボット軍 ダダロイド 機雷
機雷仮面:同じく機雷がモチーフの怪人。実は中の人も同じ。さらに次回予告にて「機雷」と「嫌い」を引っかけたダジャレが登場するという共通点も見られた。