概要
※複数作品との関連に付き閲覧注意※
『勇者聖戦バーンガーン』に登場する勇者の一人・グレートバーンガーンに近似した姿を持つ謎の存在。
月刊『ホビージャパン』にて、米たにヨシトモが連載中のコラム『オレの勇気は死なない!』で初めてその存在が明かされたものであり、本来のグレートバーンガーンとは異なりその体色はほぼ黒一色、かつ頭部の形状にも一部差異が見受けられること、そしてガイガー(『勇者王ガオガイガー』)の前にあたかも敵のごとく立ちはだかる様が、山根理宏による描き下ろしイラストからは確認できる(2023年12月号より)。
このダークグレートバーンガーンが、本来のグレートバーンガーンと同一の存在、もしくは何らかの関係があるのかまでは、当初コラム上でもハッキリとした説明はなされずにいた。
他方で、ホビージャパンが展開中のWebコミック『勇者宇宙ソーグレーダー』において、敵組織であるグラットンの尖兵として過去のシリーズ作品のキャラクターが登場していること、彼らも本来の名前の頭に「ダーク~」と付されていることなどから、ファンの間では前述のイラストの内容もまた、同作の展開とも関連したものではないかと解釈されていた。
果たして、2024年3月に公開された同作の第4話では、ダークグレートバーンガーンも主人公たちの敵として登場を果たしており、同時に本来のグレートバーンガーンが、グラットンによって寄生された結果ダーク化したという事実にも言及されている。
元々が聖勇者としての最強形態である上、彼と入れ替わる形で退場したダークマッドガイスターも本来の姿よりパワーアップしていたことからも窺えるように、ダークグレートバーンガーンの有する実力はかなりのものであり、作中でも両肩の「ダークグレートキャノン」による砲撃で、相対するソーグレーダーからの攻撃を容易く押し返してみせたり、武器である「ダークフェニックスブレード」を振るっての鍔迫り合いでもこれに競り勝って優位に立つなど、恐るべき強さを発揮。平達の居る世界が崩壊する寸前にラールアから抽出したエナジーで中間次元へと撤退するソーグレーダーだったが、次元の裂け目を強引にこじ開けダークファイヤーアローで追撃を図るも、寸前で動きを止め涙を流す。
それは内部に居る瞬兵とヒロをダークエナジーに侵食させないように最後の抵抗を続けていた為である。肉体は乗っ取られても心までは操られては居なかった。彼らを「最後の希望」だと認識し「進め…勇者たち…」の魂の言葉を伝え『アスタル宇宙』へと吸い込まれていく。
ソーグレーダーは彼らを必ずや救わんと心に誓いつつ別次元へと進んで行く…