概要
チェンジリングとは、漫画「ダンジョン飯」に登場する茸型の魔物。漫画7~8巻及びアニメ1期2クール終盤に登場し、ライオスパーティーを大混乱に陥れた。
特徴
魔物ではあるが、同作に登場する「歩き茸」とは違い、こちらは移動せず、見た目は傘が紫色のエリンギ。主に地面に輪になって生える。
センシは「食べてみたい」と言ったが、チルチャック曰く「毒があって食べられない」との事。食べたらどうなるのかは不明。
その恐ろしさ
実は食べられないどころか、現実の茸とは事なり「触れる」「踏む」「近寄る」だけでもこの茸の本当の恐ろしさが発揮される。この茸は輪に入った対象に紫色の煙のような胞子を浴びせるのだが、これを浴びた対象は生物だろうと切り取った肉、あるいは調理済みの食品、さらには無機物だろうと「近縁種」に「変わって」しまう。生物やその肉なら近縁種に、人間なら別の人種に、料理は味や具が変わり、石像は違うタイプの石像になり、剣は形が変わった。
一見、長命種になれたり変装に便利そうだが、市場に出回らないどころか地上では駆除対象となっている。何故ならチェンジリングで変身したものは胞子まみれになっており、放置すると全身から茸が生えて自我を失う危険があるからだ。そもそもこの茸の特殊な魔法は野生動物を変身させることで群れから孤立させて殺し、それを苗床に繁殖するのが目的なのだ。
しかも、チェンジリングの影響を受けたものが作る「輪」にすら同様の作用がある。
活用法
ライオス一行は動く石像「ガーゴイル」に襲われた際、この変身作用を利用して石像を無力化した。その後食事の時は、大量に作って食べ飽きたダンプリングを味変して楽しんだ。
もし胞子を浴びてしまったら
できるだけ早く胞子を水で洗い流す事。胞子が落ちれば変身した体も元に戻る。
ライオスはチェンジリングで形が変わったケン助を洗わずに放置していたが(変わった後の形が気に入ったのか、はたまたチェンジリングを栽培しようとしたのかは不明)、剣から茸が生えるまで放置していたのをマルシルに見つかり、大目玉を食らった。
歩き茸との関係
その辺で拾った茸に足が生えかけているシーンがあった事から(センシは気のせいだと誤魔化したが)歩き茸は普通の茸に足が生えて成長したものと思われる。この仮説が正しければチェンジリングに足が生えた「歩きチェンジリング」も(恐らく)存在し得る。(万が一実在すれば通りかかった相手を無差別に変身させて茸にする、最早生物兵器だ。)