概要
本作の「動く鎧」同様に正体は「貝に近い擬態する軟体動物」であり、ライオスは卵を守る上位個体との戦いで剣を折られたため、相手が使用していた剣を自身の佩剣(後に「ケン助」と命名)として持ち出した。
この剣(に宿っている生体個体)は擬態した魔物の気配を察知して逃避行動を起こしており、その度に一行の窮地を救っている。
だがライオスはこの剣が生きている事(=魔物を同伴している事)を他のメンバーには隠していたため、この異常なまでの『危機察知能力』を「ますます人間離れしてきた」と白い目で見られるようになってしまった。
この危機察知能力は、後に思いもかけない形と機会で、仲間達に露見することになった。
なお、ケン助も上位個体の一つであったため、単為生殖で増殖が可能。また、世代の移り変わりがあるのかもしれないが、100年以上この魔物は生きる可能性があると判明している。
余談
劇中では動く鎧はライオスとの戦闘のさなかに石柱に切り込んでいるが、剣身が折損はおろか刃こぼれした描写がなく、それどころか、石柱の方が砕けてるため、かなり頑丈であることがうかがえる。
もちろん石柱が意外と脆かったという可能性もあるが。