概要
NHK総合のテレビ番組『チコちゃんに叱られる!』のメインキャラクターで自称5歳。
ゲストを紹介する時は初出演の時は『ゲスト』、2回目は『準レギュラー』、3回目以降は『オリジナルメンバー』と紹介する。
かなりの毒舌で大人を小馬鹿にするような喋り方が特徴。
大竹まこと→シティボーイズ、矢作兼→おぎやはぎというようにゲストをグループ名で呼ぶ。矢部浩之とコンビを組んでいる司会の岡村隆史は「岡村」と呼び、安田美沙子のようなグループに所属していないゲストには「はんなりはん」等のあだ名をつける。だがYOUは例外で、かつて所属したバンド名の「フェアチャイルド」とは呼ばず「ユーさん」と呼ぶ。ちなみに自ら声を当てている木村祐一は「親戚のおじさん」と呼んでいる。
東京の白金出身だが、なぜか関西訛りがあり興奮すると関西弁丸出しになる。
好物はウインナー。横浜DeNAベイスターズファンであり、特に同チームで主砲を務めた元メジャーリーガー・筒香嘉智内野手を「お婿さんにしたい」と語っている。また、ベイスターズの前身・大洋ホエールズの主力打者で1970年代に活躍したジョン・シピン選手のことも知っているもよう。
好奇心旺盛で5歳とは思えないほど何でも知っている。
料理が得意で酒の肴のような料理にも詳しい。曾祖母はスペインのフラメンコダンサーでツアーで日本に来た時にある日本人男性(曾祖父)と結ばれた。遠い親戚にマピがいる。
出演者に様々な疑問をぶつけ、答えられないと「ボーっと生きてんじゃねーよ!」と怒った後に正解を発表する。
因みに出演者が正解した場合、「つまんねーやつだな!」と悪態をつき、唐突に漢字の書き取り問題や2022年からは指定したお題の絵を描かせるなど関係のない問題を出題してなんとか誤答させようとする。このように、チコちゃんには少し卑怯で生意気なところがある。
2020年10月からは「こんチコは~。」 という挨拶を始めている。
同年11月に岡村が結婚を発表した際、「2021年1月までの収録分を取り終えたところで、何の情報もなく結婚を発表するとは何事だ!(岡村がモテないネタでいじられることに矛盾が生じてしまうため)」と彼に説教をしていた。
同年12月に「叱られたい!」(作詞・作曲、奥田民生。彼がゲスト出演した際、チコちゃんがオファーを出した)で、歌手デビュー。
12月31日放送された第71回NHK紅白歌合戦では、キャラクターとしては初めて紅白の審査員を務めた。
余談
チコちゃん自体は着ぐるみとCGの合成でできている。収録時は着ぐるみで、収録後に顔から煙を出すなどのCGのメイクを施す。そこにボイスチェンジャーで変換させた木村祐一の声を同時収録であてているのだという。そのため表情が固定された着ぐるみがちょくちょく他番組などに登場している。
2019年4月5日放送から「チコに叱られるのCGチームが休みを取れる『働き方改革のコーナー』」という、顔を映さないチコちゃんと岡村が灯りの消えたスタジオで「誰も知らないトリビア」を紹介する新コーナーがレギュラー化された。そして2022年4月22日放送分からは、『CO2削減のコーナー』として、ライトを一つしか使わないというさらに省エネ化したコーナーになった。
それとは別にパペットの「出張用チコちゃん」が存在し、スタッフが手にはめて使う。VTRで質問されたゲストの回答に応じていつもの音声が流される仕組み。
ちなみにパイロット版に出てきたチコちゃんとは明らかに顔がちがうが、大人の事情で変えられたので気にしてはいけない。
2023年12月15日の放送ではもう一人の知り合いのおじさんことキャイーンの天野ひろゆき氏に「声変わり」しており、その理由は「チコちゃんの知り合いのおじさんこと木村祐一氏がインフルエンザで体調不良だったから」である。