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「覚えておこう…だが『理想』を追い求めていると、いつか『現実』に裏切られるぞ…」

概要

CV:咲野俊介

鈴木次郎吉が呼び寄せた7人のサムライの一人で、ニューヨーク市警察の警部。

怪盗キッド逮捕のため、当初はアメリカで警備を担当していたが、逃亡を許したことでキッドを追って来日する。

ハンサムなアメリカ人だが、厳格な信念で行動する正義漢と言える人物で、盗みを平気で繰り返し、損害を出す事も厭わないキッドを「目的のためなら手段を選ばないテロリスト」と非難し、キッドの大ファンである園子から敵視される。

江戸川コナンの推理力に早くから注目する等、彼の能力に早々に気が付いており、積極的に協力している。

その為、コナンとの信頼関係は良い方だが、彼に「簡単に奪って良い命なんて、この世に一つも無いんだから」と某警部殿のような台詞を言われた際には、上記の台詞で冷静に反論している。

評価

人気キャラクターである怪盗キッドを敵視し抹殺する事も厭わないというコナン達とは完全に真逆のキャラクター故か、視聴者の中にはチャーリーを嫌悪する者も少なくない。

もっとも、チャーリーのキッドに対する苛烈な考えは、犯罪を憎む警察官としては至極まっとうな考えと言え、彼の並の犯罪者を超えた犯罪と被害総額を考えれば、「テロリスト」と断じられ、射殺も止む無しという考えに至るのも無理も無い話である。

この射殺もやむ止む無しという考えは、『まじっく快斗』に登場したサブリナ公国のドロン警部の考えと同じといえる(彼も犯人に逃げられるくらいなら射殺するという考えの持ち主である)。

そもそも、チャーリーの祖国であるアメリカでキッド並の犯罪(被害総額は約350億円とテロより酷い)を犯せば、間違いなく終身刑死刑を免れないレベルである。

むしろ、理由があるとは言え、犯罪行為を重ねて経済的損失といった被害を膨れ上がらせ続けるキッドをアイドルや権力に抗うヒーローの様に持てはやしている日本のマスコミや一般市民達の姿勢が「異常」と言える為、未成年者で人生経験の浅い園子や前述のコナンの考え方は甘過ぎると言えなくもない。

チャーリーも劇中で次郎吉に黙って拳銃を無断で持ち込んでいるのは流石に許容できない所ではあるものの、窃盗罪は殺人罪よりも軽いとは言え「犯罪」は「犯罪」であり、「殺人を犯さず誰も傷つけなければ問題無し」等という暴論は、倫理的に破綻した概念と言わざるを得ないだろう

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チャーリー(名探偵コナン)
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