概要
1975年にユニリーバから登場したシャンプーブランド。最初に発売されたのはスウェーデンで、その後1980年代より世界販売が始まった。
日本では1984年に日本リーバ(現・ユニリーバジャパン)が販売を開始。
商品名は含有成分の「チモシー」(オオアワガエリ)に由来し、「髪に優しい北欧の七つの野草(ハーブ)」がキャッチコピーである。
ブランドとしては価格競争の煽りを受けて、1994年にいちど日本から撤退している。その後、シャンプーのトレンドが天然志向になったのを受けて、2013年4月にブランドが復活し、新商品が発売される。
(関連リンク⇒ 【ティモテ ピュア公式】ブランドヒストリー | Timotei Pure)
今でいうオーガニックシャンプーで、髪をなでる少女がこのCMで話題になったことがある。
CMに出る少女は金髪ロング、白ワンピース、森ガール風と、まさに萌えの走りで、昔の映画のように桶に髪を漬けて洗っていた。
1990年には、人気にあやかって着せ替え人形のジェニーの友達シリーズ(ジェニーフレンド)として、「ティモテ」というスーパーロングヘアーの人形が発売されていた。
ジェニーの販売がタカラ→タカラトミーから「リカちゃんキャッスル」主導に移ってからも、ジェニーフレンドの一員として不定期に販売されているが、2012年からは商標の関係で名前が使えなくなり、以降は「ジェニーフレンドT」の名前となっている。同様の経緯を持つフレンドに「ジュリアナ」がいる。
余談
2007年放送のテレビアニメ『らき☆すた』6話の大浴場での入浴シーンの中で、泉こなたが
「見て見て!ティモテ~ティモテ~ティモテ~~~」というネタがあった。
またきまぐれスタジオ美水かがみギャラリー幸手ではティモテの現物が展示されていた。
実は、日本ではもともとは1980年に発売される予定であった。
サンミュージック所属アイドルの中山圭子(現・中山圭以子)のデビューにあたって、CMソングおよびCMキャラクターとしてタイアップが組まれる予定だったが、発売前に日本では認可されていない成分が含まれていることが発覚し輸入停止に。
タイアップ企画が崩れたことにより中山のデビュープロモーションも失敗し、サンミュージックの業績不振を打開するべく急遽デビュー企画が進められたのが、中山とほぼ同時に事務所所属となっていた松田聖子である。
ちなみに中山によれば、サンミュージックからのスカウト時に「自身のデビューにあたり2年間は他の新人歌手をデビューさせない」という条項があったようだが、デビュー前から中山と松田の仲は良好であり、条項を破る形となったサンミュージックからの申し出にも快く了承したという。
関連
ティモテ姫 - 本商品をモチーフにしたキャラクター。
エリア・ベネット(ファイナルファンタジー3) - ティモテ人形に似ている。