概要
デカレンジャーロボの強化合体形態の一つで、ブラストバギーを「特捜武装」することで完成する。
通常のデカレンジャーロボとの差異として、ロボ本体にはブラストバギーの後部バンパーが胸部装甲として装着されている他、ブラストバギー本体も大口径ビーム砲の「ブラストランチャー」、大型シールドの「ブラストシールド」という2つの武装へと変形、それぞれ右腕と左腕に装着される。
デカレンジャーロボの高機動性を維持しながらも、前出の2つの武装により攻防両面でのベースアップが図られた機体で、ブラストランチャーからは高威力のパトエネルギーを発射可能な他、ブラストシールドは単なる盾だけに留まらず、折り畳まれていた刃を展開して地面へと突き立て、これを軸として機体ごと回転させることで全方位射撃にも活用される。
必殺技はブラストシールドを活用した全方位射撃の「スピニングブラスト」、そしてブラストシールドを銃架として、その上にブラストランチャーを固定した「ファイナルモード」の状態で放つ「ブラストランチャー・フルブラスト」の2つが存在し、いずれも複数の怪重機をまとめて撃破せしめるだけの威力を発揮する。
備考
本形態を構成する2つのロボ(マシン)は、配備された所轄署こそ異なるものの、ジョイント自体は全宇宙統一規格であることから、迅速かつ問題なく合体可能となっていることが作中でも言及されている。他方で、ブラストバギーは高火力であるがゆえに、同じく火力重視の設計であるデカウイングロボとは、合体時の負荷が大き過ぎて合体不可能、また仮に合体できたとしても自爆の恐れがあるという設定が、雑誌『特撮エース』にて掲載された本作の漫画版にて付加されている。
その漫画版では、これ以外にも独自の技として、ブラストシールドの車輪で高速回転しながら放つ「スピニングブラスト」も披露していた。
関連タグ
輝き撃ち:『機動戦士ガンダム第08MS小隊』に登場する演出の一つ。前出のファイナルモードでのシールドを銃架代わりとした射撃体勢は、この撃ち方を意識したものではないかと指摘する向きもある
劇場版限定戦隊ロボ