CV:五十嵐裕美
概要
現魔王。十メートル以上の体躯を持つ少女。つるぺた体型だがマイクロビキニ(彼女に限らずレビュアーズに登場する悪魔族及び魔族のハーフの女性は基本的に露出度が高い服装をしている)に風呂シーンとやたらサービスカットが多い。
漫画版では座っている状態でも見上げるような巨体だが、アニメ版では頭身がかなり下がっている(具体的に漫画版では直立していれば街全体を見渡せる程の大きさだがアニメ版では街の建物の屋根の高さより少し低いくらいになっている)上に作画の関係からか顔立ちがかなり幼く描かれている。
魔王だが物語のような世界征服しようとする悪の存在ではなく、代わりに発展より安定、で魔道の研究が発展しない今の世の中に不満を抱き、自らが党首を務める悪魔党が政権を握る事を目標としている。
また、並の冒険者では歯が立たないような依頼を高額で解決してくれる。彼女でも歯が立たない依頼となると伝説の勇者が動くレベルなのでその実力は肩書に恥じないと言えるだろう。
34話にて『魔王種』という単語が出てきたため、同一存在ではないだろうが似たような立場、実力者がいる可能性がうかがえる。
大魔導師デミアとは魔術を研鑽する同士であり親友で、彼女の前では少し砕けた態度やしゃべり方を見せる。また、彼女が話す異世界の『飛行機』や『蒸気機関』などの未知の技術にも興味を寄せていた。
最近はとにかく魔道の研究のためお金が欲しいので、やや守銭奴キャラになりつつある。
やたらと政権を取りたがる活動的な最上位種族ということでフラスパ教会から監視対象として警戒されていたが、当の本人は権力そのものには興味がなく政権を取りたいのはあくまでも技術開発の発展のための人材と予算の確保が目的であって特に世界征服等の野心は抱いていないため、監視役の天使クラエルからは「ただの技術オタク」と称されその報告を聞いたフラスパ法皇からも放置していても問題無しと判断された。
デスアビスの方も下手な事をして教会から目を付けられたくはないと思っていて、デミアが行っていた天使と神の力の研究に対して「世界の理を暴くような研究をしてよいものか」と危惧していたが、後に教会側から天使の研究のために優秀な人材が直々に派遣されて来た(天使ユガミエルが自身の目的のためにデミアを利用しようと教会側に彼女を敢えて見逃すように言いくるめたため)と聞かされた時は安堵しており、フラスパ教会と敵対する気などは毛頭無い模様。
性格的な面だけを見ても魔王の肩書きを持ちながらもかなりの平和主義で安全な存在である。
目標である政権まではまだまだ遠いが、58話では魔法都市の市長に立候補。
レビュアーたちのレビューで悪魔族への認識が改善の兆しを見せ始め、またデミアと手を組んでの魅力的な公約により魔道士たちと男たちの支持を得たことで、62話では見事当選したことが明かされた。
それによって都市の魔力の20%を研究に使えるようになった上に、現在は一定期間とはいえフラスパ教会とも協力関係を結べているのでかなり優遇された環境にあるが、優秀な人材の不足は教会側にとっても頭を抱える程の深刻な問題であるため協力関係とは言っても少数の人員を派遣するくらいしかして貰えていないのが現状である。
これはデミアに言わせれば教会との共同研究は自身が天使や神の能力を魔導研究や魔道具の開発素材として使う予定だった筈が最終的には天使を治療するだけの慈善事業やボランティア活動の一環にされかねないという事で彼女はあまり快く思っていない。