情熱的な歌声で多くの者を痺れさせる天使。
その艶やかな朱の装いは、ステージライトを浴びて灼然と光り輝く。
概要
ブースターパック「CODE OF THE DUELIST」にて初登場した光属性・天使族の効果モンスターで、「トリックスター」のカードの1種。
アニメ遊戯王VRAINSのヒロインであるブルーエンジェルが使用するテーマでもある。
OCGテキスト
(1):手札のこのカードを相手に見せ、「トリックスター・マンジュシカ」以外の自分フィールドの「トリックスター」モンスター1体を対象として発動できる。
このカードを特殊召喚し、対象のモンスターを持ち主の手札に戻す。
この効果は相手ターンでも発動できる。
(2):このカードがモンスターゾーンに存在する限り、相手の手札にカードが加わる度に、加えたカードの数×200ダメージを相手に与える。
OCGでの活躍
トリックスターの戦術の柱とも言えるモンスターで、可愛らしい見た目にそぐわないバーン効果を誇るカードとして登場し、特に(2)の効果がかなりの脅威で、このカードとほかのトリックスターカードを組み合わせた先攻ワンキルデッキも考案されている。可愛い見た目してエグい効果を誇るのは、もはやトリックスターのお約束である。
また、手札に複数枚ある場合、それら全てが場の1体のトリックスターを対象にとって一気に2体3体と特殊召喚可能であるため、そのエグさを増長させている。但し、見せてから発動し、特殊召喚して場のトリックスターを戻すと言う効果処理の都合上、フィールドに空きがないと特殊召喚出来なくなるため、おジャマトリオなどの相手フィールドに特殊召喚させて妨害するカードとは相性が悪い。そのため、エクストラに妨害された時用に素材指定がゆるいリンクモンスターがないと特殊召喚出来ずに主導権を奪われかねないと言う弱点がある。
便所ワンキル
なんとも珍妙な戦術名だがこれはマンジュシカの(2)の効果とルールの穴を突いた戦術として一時期話題になった。
詳細としては海外の大会では40分経過した時点でデュエルを終了しライフが多い方を勝者とするルールがある。
なので先攻プレイヤーはマンジュシカを召喚し、トイレに行きたいと離席する。(時計は止まらない)そうして時間ギリギリに戻り、ターンを終了し後攻プレイヤーはドローで200ダメージ&タイムアップで敗北する、と言うものである。
とまあ、色んな意味で汚すぎる事や実際あったら確実に相手ともめるだろうし、審判や責任者は無能すぎる事になるのでおそらくジョーク話、SNSでこんな事できる的な話が広がった事が発端と思われる。
ルールとマナーを守って楽しくデュエル!
アニメでの活躍
アニメ「遊戯王VRAINS」自体がまだ放送開始から約1年間の間は、使用者であるブルーエンジェルのデュエルもそれほど多くなかったため、このカードの活躍も頻繁ではなかったが、出てくる度に確かな爪痕を残していた。特に7話ではフィールド魔法「トリックスター・ライトステージ」と組み合わせることで針を刺すようにチクチクと確かなダメージを与えている。
また、スペクター戦においては2枚存在していることが確認でき、リンカーネイションと合わせてバーンダメージを与える戦術を行っていた。