概要
『カードキャプターさくら』に登場するクロウカードの一種。アニメ版オリジナルのカードであり、原作には登場しない。
英語名は「THE DREAM」、漢字名は「夢」。
実体化すると水色の光る蝶の姿をとるが、カードの絵柄は大きな帽子で目を隠した占い師風の女性である。
その名の通り、対象者に夢を見せる能力を持つ。
通常は幻が見えるだけだが、対象者の魔力が強い場合、眠りに落ちて予知夢を見ることがある。さくらは『クロウカード編』では「最後の審判」の、『さくらカード編』ではエリオルとの最終決戦の夢を見ている。
アニメ版の小狼が手に入れた6枚目のカードでもある(実質7枚目)。
作中では
クロウカード編
第40話「さくらと夢の中のさくら」で初登場。ショッピングを楽しんでいたさくらたちを蝶の姿で追い、知世や小狼に幻を見せた。
そして東京タワーの入り口でさくらに羽を踏まれてしまい、その場で昏倒した彼女に夢を見せる。
以前からさくらが見ていた「最後の審判」の様子の部分では、登場する人物の一人が歌帆であることが初めてはっきりと描かれた。
更に、ケルベロスと親し気な様子の雪兎や、2人に「あまりさくらに無茶させるなよ」と声をかける桃矢など、その後の展開を予期するかのような部分もあった。
最終的には小狼が「時」で干渉したことにより、目覚めたさくらに封印される。所有者は「夢」の力を封じ込めた小狼となった。
さくらカード編
第62話「さくらと不思議なおみくじ」にて、エリオルの魔法がかかったおみくじを枕元に置いて眠ったさくらが、夢の中でクロウの声に導かれるようにしてさくらカードに変えた。その後さくらに、月峰神社におけるエリオルとの最終決戦(第69話)の夢を見せている。
目覚めたさくらはさくらカードに変わった「夢」と星の杖を持っており、実際には夢遊病のような形で無意識のうちに変えたようである。