概要
『ワリオランド3不思議なオルゴール』に登場する守護神。オルゴールの世界を守る存在だったが、ある日、『邪悪な者』によって世界を支配されてしまい、自身も力を封印され石像にされてしまった。
そこで、たまたまやってきたワリオに事情を話し、元の世界に帰すことと、道中で集めたお宝を渡すのを条件に封印を解くための5つのオルゴールを集めさせる。
ナビゲーション役でもあるため攻略に困ったら彼の元を訪れるとなにかヒントがもらえるかもしれない。
5つのオルゴールを集めて戻ると封印が解けるが………。
※※以下ネタバレ注意※※
「ハーッハッハッハッハッ」
「やっと、ふっかつすることができた」
「これで、このせかいをかんぜんに、しはいし」
「そとのせかいへとのりだしていけるわい」
実は守護神などではなく、そもそもの発端であるオルゴールの世界を支配しようとしていた邪悪な者だった。彼を封印したのも後述のオルゴールの人々。つまり、彼は自分は守護神だという虚言をワリオに吹き込み、後述の人々を邪悪な存在に仕立て上げて封印を解くためのオルゴールを集めさせたのだった。彼の野望はこれだけに留まらず外の世界に乗り出そうとしていた。更に、
「ワリオよ、もはやおまえにようはない」
「このばでひねりつぶしてくれる!!」
とワリオを裏切り彼の抹殺を謀った。
外見は緑色の顔をした巨大なピエロで本作のラスボス。
攻撃はパンチと両手による左右からの挟み潰し。後者は攻撃力抜群で食らうといくら不死身の肉体を持つワリオでも即死してしまう。
弱点は鼻で、パンチの際に手にヒップドロップすれば、持ち上げる事が可能なので、それを鼻目掛けて投げつければダメージを与えられる。
4回攻撃すれば、倒す事ができる。
邪悪な者亡き後、世界中に光が降り注ぎ敵キャラ達が元の人間の姿に戻っていった。
ワリオの元にやってきた老人は感謝の言葉と共に真相を告げた。
その真相は、邪悪な者がオルゴールの世界を支配しようとしていたが、人々は邪悪な者を5つのオルゴールの力で封印したものの、邪悪な者の最後の力で敵キャラにされてしまった(邪悪な者が人々を敵キャラに変えたのは偶然なのか邪悪な存在に仕立て上げるためなのか不明)。
その際にやってきたワリオがオルゴールを集めようとしたため、邪悪な者の復活を阻止すべく邪魔してきた。とのこと。
そして、老人は邪悪な者を倒し、自分達を元の姿に戻してくれたお礼にワリオを道中で集めたお宝と共に元の世界に戻した。
他作品では
海外のみで発売された『Dr.MARIO64』及び『ニンテンドーパズルコレクション』に収録されている日本語版『Dr.MARIO』にも登場。本作での表記は『ナゾのゾウ』。
『ワリオランド3」と比べると大幅に縮小しており、マリオ達とほぼ同サイズになっている。
ストーリーモードでは手下のマッドシタインからドクターマリオの持つどんな病気も治す魔法の薬の事を聞きそれを奪う様命じる。
その理由はマリオルートのエンディングにおいて風邪を引いていた為に薬を欲しがっていたと言う事が明かされ、事情を知ったマリオに(「もう泥棒はしないでね」という条件付きで)薬を投与して貰いあっと言う間に元気になった(本作では邪悪な者ではないためか、マリオを裏切るようなことはしなかった)。
ストーリーモードのラスボスであるが、ある条件を満たすと彼は真のラスボス(厳密には隠しボス?)の前座である事が判明する。
本作ではシタインを始めとする一部の敵キャラは『ワリオランド3』では正体が人間だと明確に描写されていたヤリまるを含めて彼の手下になっている。
ちなみに本作の海外版では「Rudy the Clown」という正式名称がある。
日本語版ではその名称は逆輸入されなかったため、シタインから「ナゾのゾウ様」と呼ばれるというちょっとシュールなシーンもある。
余談
通常ならばオルゴールを5つ集めないと会うことができないが、実は最後のオルゴールさえ持っていればこいつと戦うことができるため、バグ技などを使いオルゴール4個で挑むことも可能である。
実はゲーム内にはこいつの没デザインと思わしき画像が没データとして残っているのだが、そのデザインがハッキリ言ってかなり怖い。
ネット上等でその画像を拝む事が出来るが、本当に怖いので閲覧は自己責任で。
関連タグ
マルゲリータ…同シリーズで同じように味方を装い裏切ってきたラスボス。