概要
元祖はマイク・ムッシーナ(ニューヨーク・ヤンキースなど)。
スタンフォード大学時代に編み出したというその球は、縫い目に人差し指と中指を突き立てるようにかけて持ち、リリースの瞬間その折り曲げた指でボールを弾いて普通のカーブ以上の強烈なトップスピンを与える、というもの。一見ナックルのように見える握り方からこの名前がついた。
普通のカーブよりさらに曲がりが大きく、スピードも比較的速い。その分(投げ方のせいもあって)コントロールはかなり難しく、満足のいく変化を得るにはある程度以上のパワーも必要。
握りが少し違うが、五十嵐亮太(福岡ソフトバンクホークス)のカーブもナックルカーブと呼ばれる。こちらの投げ方は、通常のカーブの握りから人差し指を折り曲げ球に突き刺すように縫い目に掛けて持ち、そのまま思い切り腕を振って投げる、というもの。
やはり通常のカーブ以上に強いトップスピンがかかり、比較的速いスピードで強く曲がる。ムッシーナのものほど大きな放物線は描かないものの、やはりその大きな変化で打者を脅かす。
ちなみに
2015年の週刊ベースボールで五十嵐が使う複数の握り方が公開された。変化量がそれぞれ異なり、場面によって使い分けるそうである。
主な使い手
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