概要
アニメ「金色のガッシュベル!!」オリジナルエピソードの「魔鏡編」に登場する魔物であり、ハイド、ノリトー・ハッサミー、グリサと同じくアニメオリジナルの魔物。
CVはゆきじ氏。
本の持ち主は響詞音(詳細は個別記事を参照)。
本の色はピンク/濃いピンク(下記の小見出しを参照)。
公式からプロフィールは発表されていないので、人間換算年齢や好物等は不明。
作中では常に詞音と共に行動しているため、活躍は響詞音の記事を参照。
本の色について
ニャルラトの本の色に関しては、公式情報とネット上でピンク/濃いピンクの2パターンが確認できる。
公式情報としての引用元は、
- アニメ「金色のガッシュベル!!」DVD第12巻の映像特典である魔物百科……ピンク
- 公式書籍「金色のガッシュベル!! THE CARD BATTLE 魔界王攻略完全バイブル」第1巻……ピンク
となっている。
「濃いピンク」の方は引用元があるとするならば、おそらくグリサと同じ「金色のガッシュベル!! ひみつストーリーファイル」や、アニメ放送当時に発売していた何らかの公式書籍だと思われる。
設定変更の類が公式から明示されていたのか、あるいは2パターンの情報が混同したまま訂正されていないのかは不明なので、当記事ではひとまず両方の色を記載しておく。
もっとも、もし「単なるピンク」であればコルルと色が完全に被ってしまうので、差別化を図るならば「濃いピンク」の方が適切だと思われる。
人物(?)像
容姿
数ある動物系魔物の中でも、ゴフレと同じく人間界における動物と極めて近い容姿をしている(ゴフレは犬、ニャルラトは猫)。
白い体毛に紫色の模様、詞音に結んでもらった尻尾のリボンが特徴的であり、まさに子猫のような非常に可愛らしいビジュアルとなっている。
基本的には四足歩行だが、(頑張って)二本足で立つ場面もある。
性格
まさしく猫のような鳴き声しか発していないため、正確な人物像は不明。
とはいえ、作中では詞音と共に喜怒哀楽を露わにしているシーンが多く、詞音と同じく純粋で優しい性格をしていることが読み取れる。
事実、いざ本が燃やされて魔界に帰る時には、意外にも涙を流すのではなく、詞音を安心させるかのように最後まで優しい笑みをかけていたので、やはりニャルラトも「王を決める戦い」ではなく「詞音」を心から大切に想っていたことが窺える。
また、グリサが魔鏡で変貌した際には、超強化されたグリサではなく房市の持っている鏡の方を即座に狙う等、いざという時の戦術的思考にも優れている描写もある。
術
公式から術属性は明かされていないが、他の動物系魔物の例に沿って考えれば、ほぼ間違いなく「強化」属性だと思われる。
可愛らしい見た目に違わず、他の魔物と比べてもコミカルな印象を抱く術が多い。
パペルト
「パペルトはニャルラトが躍ると、術をかけられた相手も踊らずにはいられなくなる術!」
ニャルラトの両目が発光し、赤い光線を発射。
光線が命中した相手に対し、一定時間ニャルラトと同じ動作を強制させる呪文。
直接的な攻撃力こそないものの、初級術でありながら原作終盤で登場したヨポポの「シン・ヨポポイ・トポポイ・スポポポーイ」とほぼ同等の効果を発揮できるという超強力な呪文。
恐らくヨポポの術と違い光線が防がれるか避けられると効果を発揮しないものと思われる(ヨポポの術は完全に問答無用)。アニメオリジナルの術であるため原作準拠になると更に相応に弱体化するだろう。
しかも作中では30秒以上もガッシュの動きを操っており、ニャルラトが動きを止めた際に詞音が「こんなにも早く術が解けるなんて」と述べているため、おそらく本気で使用すれば1分以上も相手の動きを自在に操れるのだと思われる。
作中でも詞音が実行したように、これだけ長時間に渡って相手を行動不能にできる以上、本の持ち主が近くにいない状況であれば相手がどれだけ格上でも本を奪って確実に勝利できるため、妨害系の術の中でも最強クラスの性能だと評価できる。
ペルク
「これで決めるわ!私達の最強の呪文で!」
全身が一回り大きくなり、茶色のハリネズミのような姿へと変化する。
背中の毛を無数の針として発射可能であり、作中では数メートル以上もの範囲を一斉に攻撃可能なほどの量を発射したほど。
キャドバン
前方の対象を何度か引っ掻く。
「~ルク」系ではないからか、ニャルラトの見た目には一切の変化が起きていないものの、倒れてきた数本の木を一瞬でバラバラにするほどの切れ味を誇る。
見た目こそ可愛らしいが、キロロ系やソルド系に負けないほどの切れ味だと思われる。
バイカル
風船のように全身を膨らませ、弾力の付いた腹で味方を受け止める。
尻尾を伸ばしてガッシュを助ける描写もあるので、おそらく「単に全身を膨らませる」だけでなく「全身を一時的に伸縮自在にする」ような効果だと思われる。
作中では落とし穴に嵌められた際に使用し、一向の危機を救った。
関連タグ
グリサ:詞音を利用し、ニャルラトの本まで燃やした因縁の敵。
ハイド/ノリトー・ハッサミー:アニメオリジナルの魔物達。
ヨポポ/レイン:「王を決める戦いで勝ち残れるか」ではなく、純粋に本の持ち主を大切に想い、笑顔で別れた魔物。「涙を流す本の持ち主に笑いかける」という構図も共通している。
ゴフレ:人間界における動物と極めて近い容姿をしており、可愛らしい魔物。