概要
ケルケルが社長をしている会社。王都の郊外にある古い元砦が会社(兼ケルケルの住居)。社員は十人ほどの中小企業だが、実力者ぞろいの少数精鋭。
「キレイ・カイテキ・カイホウテキ」のNEW3Kをスローガンにしており、初任給は平均の倍の銀貨40枚(劇中の描写から、銀貨1枚=1万円くらい?)。基本8時間労働。広くて一戸建てで家賃たったの銀貨1枚の社員寮完備など、超の付くホワイト企業。
主な仕事はインプやワイトを使っての沼の掃除やお墓や荒れ地の整備、ドラゴンスケルトン運輸等。
社員
- フランツ
物語の主人公で「王都国際魔法学校」出身の新米魔法使い。
成績優秀だったがコミュ力が皆無だったため、就職活動では面接で30社以上連敗中だった。
物語開始時点で18歳。
リーザの紹介でケルケルの面接を受け内定を獲得し、卒業後にネクログラント社に入社。精力的に働きながら様々な問題の解決に取り組む。
上級悪魔であるセルリアやメアリを召喚したりと黒魔法の素質が非常に高いのだが、実は先祖に国家滅亡を企てるほど凄まじい力を持った黒魔法使いが居たことが判明している。
真面目な努力家で正義感も強い。様々な女性と「サキュバス的なこと」をしょっちゅうしているが、別に彼自身は好色という訳ではない。
※そもそも、この世界の黒魔法には性的な物が絡んだ儀式なども多く、フランツはまだ奥手な方。さらに言えば、ほぼ毎回女性の方から迫ってきている。
漫画版最終回では、アリエノールと結婚後、古巣である魔法学校の企業説明会に講師として参加した際、「OB」と紹介されているが、これは「ネクログラント社のOB」ではなく、「学校のOB」という意味だったらしく、最終巻の書き下ろしで育休を経てネクログランド社に復帰している。
物語のメインヒロイン。ただし、他の女性キャラがメインの章も多いため、出番が少なめなこともある。
詳細は個別記事を参照。
- メアリ
正式名称は『名状しがたき悪夢の祖』という伝説の悪魔で、メアリは愛称。
フランツが半ば誤って召喚してしまった。
外見は14歳くらいの少女で、一人称は「わらわ」だが、口調は普通のツンデレ娘。悪夢を生み出し、他者にそれを見せる能力を持つが自分もその悪夢を経験するため不眠症になっている。
実の兄に禁断の恋心を抱き、告白したところ兄が「このままではいけない」と自分のところを去って行ったという過去を抱えていた。それによって悪夢を見るようになっている。
どこか兄の面影のあるフランツが気になっていたが、彼女もすぐに本気でフランツに惚れ、添い寝することで自身の不眠症も解消された。召喚時の契約終了後もフランツと同棲し、ネクログラント社に入社する。伝説の悪魔は伊達ではなく、天才揃いのネクログラント社でも最強の存在。
セルリアほど性には寛容ではなく、フランツが他の女性と「サキュバス的なこと」をするのに少しだけヤキモチを焼くことも。
本作の合法ロリ枠その2(その1はケルケル)。
ネクログラント黒魔法社の社長。
16,7歳くらいの小柄な犬耳少女に見えるが、実年齢は5世紀のケルベロス。
本作の合法ロリ枠その1。
詳細は個別記事を参照。
- ファーフィスターニャ
長い黒髪の人間の女性。
落ち着いた雰囲気‥‥に見えるがどこか変でマイペースな性格。
フランツと同じ魔法学校の卒業生。フランツと同様に就活に苦戦していたところをケルケルに出会い、ネクログラント社に入った。
実はかなりの天才黒魔法使いで、編み物に魔方陣を組み込んだマジックアイテム作成が得意。
実年齢は70代だが、胸の大きさを生贄に黒魔法で若返っており、見た目は20代半ば。
貧乳キャラのはずなのだが、漫画版ではそれでも十分に大きい。本当に若かったときはどれほどだったのか‥‥。
- トトト
陽気で姉御肌なダークエルフの女性。
普段は下着同然の露出度の高い服を好んで着る上に、家では裸で過ごす裸族。
ドラゴンスケルトンの「天翔号」でドラゴンスケルトン運輸を担当している。
元は天翔号で友人のエルフと共に走り屋「癒愚怒羅獅琉(ユグドラシル)」をしていたが、友人が事故死し、追われるように故郷を去り、紆余曲折を経てケルケルに拾われたという過去を持つ。
- サンソンスー
ワニ獣人のボクっ娘。
水に干渉する青魔法も使えるので、海の管理を任されている。
以前は青魔法使いとして、別の企業で働いていたが独占状態ゆえに適当な仕事ばかりするその企業に嫌気が差し、上司に意見したところ解雇された上に青魔法業界から干されてしまい、ケルケルに誘われてネクログランド社に就職した。(ちなみに前いた企業はその後、他の企業に仕事を奪われて潰れている)
- レダ
『十字傷のレダ』の異名を持つ元義賊。
若い女性に見えるが、彼女も黒魔法で若返っている。ケルケルにスカウトされてネクログランド社に籍を置くライターとして活動している。
正義感が強く、義賊時代から悪党退治専門だった。現在でもそれは変わらず、ブラック企業に就職してしまったクルーニャは鬱病で倒れてしまったときは、同様の被害者を取材し雑誌に公表したりと違う形で悪と戦っている。
近接戦闘能力が極めて高いが、自分で魔法陣を考えてオリジナルの黒魔法を使うなど黒魔法使いとしてもかなりの実力を持つ。
- エンターヤ
営業担当をしているヴァンパイアの女性。
以前から他の企業で営業をしていたが長続きせずに転職を繰り返していたが、堅実なネクログランド社は彼女の肌に合うらしく、現在は稼ぎ頭となっている。
営業職ゆえかマナーにはかなりうるさく、田舎屋で働くホワホワに対し接客のイロハを叩き込んでいる。
- クルーニャ
そばかす顔の少女。魔法使いでない一般市民。
彼氏に騙されて一文無しになり、自殺しようとしたのをフランツが助けた。その後、フランツがケルケルに直談判し、ネクログラント社で住み込みのアルバイト(掃除担当)として働くことになった。
フランツたちに感謝しつつも、甘えてばかりではなく早く自立しようと就活もしているが、働き先がブラックバイトやブラック企業ばかりで、悲惨な目に会ってばかりの薄幸少女。
- ムーヤン・サルフェンド
フランツの後輩にあたる新入社員で事務担当。
彼女も魔法使いではなく、イジメなどで学校に通えなくなった子供を対象とした支援施設の出身。以前の就活でそのことをバカにされるも、それをバネとする負けん気の強い少女。
ただ、やや自分を卑下する癖がありフランツにどう呼べばいいか聞かれた際には「『ザコチビ』とか『田舎クズ』とかでも結構です!」と語っている。
なにげに登場人物の中で唯一フルネームが明らかになっている。
- グダマルポロズワンナ
通称グダマル博士。
魔界に居を構えるネクログランド社が資金援助している研究所の所長(といっても助手はいないのだが)をしている魔族の女性。
黒魔法を発動する際に要求される生贄を生物に関する物以外で代用できないか、という研究をしていたが、フランツが来るまで何一つ成果を挙げられていなかった。
白魔法使いでもあるフランツの助力で問題解決のメドが立ったことを機に人間界に移り、半ば強引にフランツたちと同居する。
本作の合法ロリ枠その3。