概要
一般には馴染みが薄いかも知れないが、製造業の現場ではお馴染みの測定工具である。
「ノギス(nonius)」はドイツ語で、英語では「バーニアキャリパー(vernier caliper)」といい、バーニアとは本来、このノギスの「副尺」の部分を意味する。
副尺(下側の目盛りの部分)をスライドさせて、こんな風に計測したいものを挟んで使う。
左右二つの目盛りがピッタリ重なったところで寸法を読み取る。
画面右側の爪は、穴(内径)の寸法を測る場合に使う。
ノギスの原理は全く不変(主尺より1mm短い副尺の1/20で0.05mmを読む)であるが、今の製品は昔(1970年代あたりより前)の物より視認性が高くなっている。これは副尺/主尺を19mm/20mmから39mm/40mmの組み合わせに改めて副尺の目盛りを倍のサイズに引き伸ばしているため。
また、副尺をスライドさせると、連動してデプスバー(画面右下の部分)が突き出してくるので、
ここで深さを測る事もできる。
余談
俺タワーの建姫としても登場。モチーフは桃太郎の雉。CVは若井友希。