概要
元々は、ゲーム用語の中でも特に、TRPG発祥の言葉で、英単語のhack(切り刻む)とslash(叩き斬る)を組み合わせた言葉。
本来の意味は、TRPGプレイヤーのプレイスタイルの事であり、「ストーリーや世界観の表現よりも戦闘に勝つ、敵を倒すということを意識しているスタイル」の事を指していた。
バトルを重視することから、物語性や世界観を重視してキャラクターを演技するということに重きをおくプレイヤーからは揶揄として使われることもある言葉だった。
日本では主に、ハクスラと言う略語を使う。
コンピュータゲームの要素としての言葉。
上記のバトル重視のゲームスタイルから派生して、コンピューターゲームの用語としては、終始にわたり戦闘行為が目的となるゲーム様式のことを指すようになった。
また多くのハクスラゲームが
- モンスターを倒して経験値やアイテムを入手する。
- キャラを強化して強力なモンスターを倒す。
- 上記を繰り返して進めていく。
というような成長サイクルを採用しているため、日本ではこの成長サイクルを指して「ハクスラ」と呼ぶ向きがあり、混乱が生じていたりもする。
ハクスラは本来爽快感のある戦闘行為を目的とするゲームのことである。
上述した成長サイクルを主眼としたゲームは、戦利品を指す「ルート(Loot)」という単語から転じて「Loot game」「Loot based game」などと呼ばれている。
しかしながら本邦ではハックともスラッシュとも無縁なシューティングゲームにすらハクスラという語が用いられている状況が続いている。