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ハッピーマンデー

はっぴーまんでー

国民の祝日を本来の日付から特定の月曜日に移動させ、土・日曜日と合わせて三連休にする制度。
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概要

 国民の祝日の一部を月曜日に移し,土曜日日曜日と合わせ三連休にする制度。2000年(平成12)から導入。「成人の日」を1月第2月曜日,「海の日」を7月第3月曜日,「敬老の日」を9月第3月曜日,「体育の日」を10月第2月曜日とした。


問題点

暦の並びによっては月曜固定祝日だけでなく月日指定の祝日も含め月曜日に集中することにより、学校のカリキュラムで月曜日の授業が消化できないことや、三連休となることにより医療機関に通うことができない日々が続く、大都市部に興行が行われ地方都市の興行にしわ寄せがくる、月曜日に強制的に休ませるため週全体に負担がかかり、かえって長時間労働の増加や年休消化ができないといった問題点が多い。一般的に月曜日や三連休明けは業務の他に全体ミーティング(朝礼)が行われる場合が多く業務量が輻輳するため週の中で最も忙しい。そのため一般企業は月曜日や三連休明けは出勤人数を増配置して業務の輻輳緩和や常態的な長時間労働の抑制をしようと努めていることが多く、週の中で最も忙しい月曜日や三連休明けに好んで休むと「ごくつぶし」のように思われたり、交代制勤務(特に運輸業・サービス業・医療機関)で月曜日に休みが続くと暗に「戦力外通告」「仕事を辞めろ」という意味合いがあるため、全体的に月曜日に休むことを敬遠する・嫌う・罪悪感を感じる(月曜日や三連休明けの休みはタブーである)風潮が強い。そのため「ハッピーマンデー」とは呼ばず「月曜固定祝日」「月曜強制休日」と呼ぶ人も多い。


批評

この制度は祝日を月曜日に持ってくることで土曜日から月曜日に掛けて3連休とし、余暇を過ごしてもらおうという趣旨によって制定されたものであるが、前述した「勤労感謝の日」を月曜固定祝日(ハッピーマンデー)化する構想に対して与党が「祝日の本来の意味が失われる」と反論したように、「成人の日」「海の日」「体育の日」など、歴史的経緯によって制定された日付由来の祝日が全く所縁の無い日付に移動したため、この制度に対して批判が非常に多い。特に「成人の日」は第2月曜日に指定されていることで、本来の日付である1月15日が「成人の日」になることが在り得なくなったため、尚更否定的な意見が強い。また、月曜固定祝日制度については月曜日を強制休日にする反動によりサービス業では前週の金曜日および翌日の火曜日・学校関係は学期末に月曜固定祝日で穴が開いた分のカリキュラムの消化に負担が増大する、月曜日を強制的に休ませるため1週間全体に負担がかかり、長時間労働の増加や年休消化が進まなくなるため月曜固定祝日を廃止するべきとの声も大きい。また、カレンダーの配列によっては月日指定の祝日・振替休日が月曜日に集中するため、月曜固定祝日を含む週末は前週末の土曜日を代替出勤日(平日扱い)にして是正しなければならなくなる。そのため、中には「月曜固定祝日は祝日として認めていないので平日扱いとする(月曜固定祝日・月曜強制休日反対派における祝日手当の受取・祝日代休の付与を拒否・ボイコットする)」「この月曜固定祝日・月曜強制休日制度(ハッピーマンデー制度)自体が「悪法も法」の最たるものであるため、最も良いのは月曜固定祝日・月曜強制休日制度(ハッピーマンデー制度)を廃止し、年次有給制度の上限(現行の年次有給制度は最大20日)を引き上げることである」という考え方の人もいる。また、2019年現在の祝日法では、土曜日と祝日が重なった場合は振替休日の対象にならないため、台湾の祝日制度のように土曜日と祝日が重なった場合は前日の金曜日を振替休日にし、月曜固定祝日を廃止すれば月曜固定祝日制度の弊害が多少は解消できるのではとの案もある。

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