概要
作者は弘兼憲史。「週刊ヤングマガジン」(講談社)にて1983年から1989年まで掲載された。単行本は全24巻(文庫化された際は全14巻)。
山口県出身(作者もまた山口県出身者)の七瀬五郎を中心とした、あかつか探偵事務所の面々を描く。探偵ものではあるが、超常現象を扱ったエピソードが少なからず存在する。
登場人物
七瀬五郎(演・緒形直人{2時間ドラマ版}/瑛太{連続ドラマ版})
主人公。
ヘアスタイルの一部がハリネズミに似ているが故に「ハリネズミ」と呼ばれる。
該当項目も参照。
木暮久作(演・内藤剛志{2時間ドラマ版}/森田剛{連続ドラマ版})
七瀬と組んで仕事をする、ギャンブラー上がりの陽気な探偵。だが暗い過去を引きずっており、原作ではそれが一層際立っている(何しろあの出来事が関わっている)。
いい歳していながらもらしてしまうくらい、お化けが苦手という、情けない一面を持つ。
蛇足ながら、同じ作者の漫画作品シリーズ・島耕作シリーズに、同姓同名ばかりか外見まで酷似な人物が、島耕作の大学時代からの盟友の探偵として登場している。
風かほる(演・小林幸子{2時間ドラマ版}/山口智子{連続ドラマ版})
あかつか探偵事務所所長。昼間から平気で酒を飲みまくる、困った女性。
だがこんな人でも人望はある。
梓夢子(演・村田和美{2時間ドラマ版})
東京大学の学生でありながら、あかつか探偵事務所のお手伝いをしている。
物語中盤までおよび2時間ドラマ版のみ登場。
四俵蘭子(演・深田恭子{連続ドラマ版})
原作第25話(ファイル25)から登場したが、連続ドラマ版では第1話から登場している。ただし2時間ドラマ版には登場していない。
サンダー交易疑獄事件に巻き込まれたのをきっかけにあかつか探偵事務所のメンバーとなった。
七瀬のセフレ。
なお、原作第20話から第22話まで登場した尾津蓮子は、彼女の双子の姉である。七瀬とつきあい始めた直後にある事件に巻き込まれてしまう・・・・・・・・
河合節子(演・蒼井優{連続ドラマ版})
オカルトが絡む事件で度々登場する霊媒師。
原作では本職は書道家で、子持ちのおばさんという設定だったが、連続ドラマ版では謎の美女に設定が変更されている。
映像化について
唐沢寿明主演で映画が作られ、1991年11月に公開された。
その後1996年6月にTBS系列局で2時間ドラマという形で放送された。
そして2017年7月から同年9月にかけて、こちらもTBS系列局にて、連続ドラマ版が金曜ドラマ枠にて放送されている。