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概要編集

ハンターライセンス(英語:Hunter License)は、HUNTER×HUNTERに登場するライセンス。ハンター試験に合格した者に配布されるカードで意外と地味な見た目だが、あらゆる偽造を防ぐ最新の技術が導入されている。本人以外は一切使えないが、このカードの現物を欲しがる好事家が後を絶たず、ライセンスは「7代は遊んで暮らせる。」と言われる程の莫大な額で売れる。


効力編集

ライセンスには以下の効力・信用がある。

  • 民間人の入国が禁止されている国の約90パーセント・立ち入りが禁止されている地域の約75パーセントまで入れる。
  • 公的施設の95パーセントを無料で利用できる。
  • ハンターライセンス保有者専用の高度な情報サイトを利用できる。
  • 銀行からの融資を一流企業並みに受けられる。

トラブル編集

盗難編集

それほどの価値を持つが故に盗難に遭う事も多く、取得者の5人に1人が1年以内に何らかの理由でライセンスを紛失している為、プロハンターになったら自身のライセンスを紛失しない事が最初の試練である。たとえ紛失したとしてもライセンスは如何なる理由があっても再発行はされず、更にハンター試験を再び受験する事も認められていない為、そこに合格してライセンスを紛失した・盗難された場合は自力でライセンスそのものを探し出して取り戻さなければならない。


紛失編集

ライセンスが無くてもプロハンターを名乗るのは自由で、他人から提示するように求められてもできないと「詐称」または「ライセンスを紛失した未熟者」としか見られないのでその扱いに文句は言えない。ただしジンなどのように偉大な功績を残しているかなりの有名人ともなれば、提示しなくてもハンターとして扱ってもらえる事が多く、結果としてあまり持ち歩かなくなる事もある。


ハンターサイト編集

IPなど端末の情報が筒抜けの場所でハンターサイトを使用すると、即刻ライセンスを狙う盗人が大勢集まってくる事になるので、最低限の欺瞞工作・完全秘匿性のネットカフェ・自前の対策を施した個人用の端末などを使用する工夫が必須である。


裏試験編集

念能力編集

実際にハンターとして活動するには念能力が必須と言っても過言では無く、ライセンスを保有していればハンターを名乗って活動できる。しかしハンターに仕事を依頼する人であれば、念能力の有無(更に厳密には纏を使用していない。)を見て能力を有さない者は、せっかくあらゆる偽装・隠蔽が施された斡旋所を見つけても門前払いされるのも珍しく無い。そうで無くても危険な仕事に赴く事が多い為、念能力を扱う程度の実力が無いとまともに生存できないこともある。一応念能力者で無くても良いという物好きも多少ながら居るらしい。



依頼者側の対応編集

このように実力が極めて重要な職種である為、ライセンスを所持していなくてもライセンス保有者のハンターよりも信用を得ている実力者も存在し、依頼者側も難易度が高い依頼であるほどライセンスの有無を重視せず、念能力の有無・程度で判断する傾向があり、それ故に「アマだけど。」という枕詞を付けてハンターと名乗る試験に合格していない念能力者も多数存在する。


秘匿編集

ハンターとして方々で活動するに当たって事実上必須とされている事なので、本来なら表の試験で実施されるべき事柄である。しかし下手に念能力が存在する事実を公開してしまうと、能力を悪用しようと考えるハンター崩れの犯罪者が大量に発生する恐れがある。その為念能力が存在する事実は世間に秘匿され、ライセンス取得者にだけこっそり教える事になっている。


裏試験官編集

試験合格者には何らかの形でハンター協会に所属する裏試験官が接触する事になっているが、表の試験に合格した時点で念を得ていた者に裏試験は当然課されず、合格した後にその存在を通知された上で自動的に裏試験も合格扱いになる。場合によっては縁に恵まれず、実力は有り余っていたせいでハンター専門の斡旋場に辿り着いてしまい、「あんたの試験はまだ終わってない。」・「見える様になったらまた来な。」などの勿体ぶった言い回しで追い払われる。


プロ・アマチュア編集

このような世間一般に公表していない部分の仕組みがある為、念能力の存在を知らない世間一般ではライセンスを取得した時点で「プロハンター」と呼ばれるのに対し、関係者の間では「プロハンター」とは念能力を得て裏試験も合格した者だけを言う。表試験だけの合格者は単に「ライセンス所持者」で、大抵はそのままライセンスを強奪される事に対する皮肉でもある。


作中編集

クラピカが有力なマフィアを紹介するよう斡旋屋に依頼するも、斡旋屋が見せている念に気付かなかったので門前払いされていた。ゴンやキルアはハンターとしての仕事を始めるよりも天空闘技場に赴いたので仕事で門前払いにならなかったが、闘技場内で念が前提の階層まで身体能力のみで駆け上がり、そのままでは欠損上等の洗礼を受ける羽目になる事から、ヒソカに念の圧力による妨害を食らい、裏ハンター試験官であるウイングに接触を受けて師事する事になった。


関連タグ編集

HUNTER×HUNTER

ハンター協会

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