バックライト(撮影)
光がモチーフの背後から差し込む状況。逆光。輪郭が強調されるが、モチーフが暗く映る。対処方法はホワイトバランスをモチーフに合わせてプラス補正することだが、色合いがどうしても不自然になる上、背後が白く飛ぶことになる。
人物写真ではタブーとされがちで、逆光下ではストロボなどで前面光を補うこともあるが、ドラマチックな効果を狙いあえて逆光でポートレートを撮影することもある。
pixivではこの逆光(バックライト)の状況を再現したイラストが多く投稿されている。
バックライト(液晶)
液晶は(有機ELなどと異なり)それ自体は光らないので、自然光または照明で照らしてやらないといけない。 前面から光を当てるのがフロントライト、背面から光を当てるのがバックライトである。
時計などの7セグメントディスプレイではフロントライトが用いられることもあるが、カラーディスプレイの場合はフロントライトでは色の再現性や見やすさ、色ムラなどの難点があるため、液晶ディスプレイはほとんどバックライトである。
光源は、過去には(2008年ごろまで)冷陰極管(CCFL)という蛍光灯に近い照明装置を用いていたが、現在はほとんどが発光ダイオード(LED)になっている。CCFLには蛍光灯同様に寿命があり、通常使用での寿命は3年とされるが、常時点灯させていると1年で暗くなってしまうこともある。またCCFLが折れたりインバーターが壊れたりすることも多いが、CCFLはすでに入手が困難である。このため修理の際にはLEDに置き換えてしまうこともある。
バックライト(キーボード)
内蔵の照明(LED)によって光るタイプのキーボード。ノートパソコンでは2005年のAppleのPowerBook G4 が草分けで、カッコよくなおかつ実用性もある(暗所でも視認性を確保できる)ギミックとしてWindows PCでも流行した。ゲーミングPCでは色とりどりに光る派手なものが多いが、一般向けの機種では単色(一般的には白色)のものが多い。
デスクトップパソコン向けの単体キーボードでは、派手なイルミネーションを好むPCゲーマーの嗜好に合わせたゲーミングキーボードでの採用例が多いものの、ロジクールのMX Keysなど非ゲーマー向けのキーボードにも採用例はある。