カードとしての能力
バリアー・サイクロン |
C 光文明 コスト5 |
呪文 |
サイクロン |
自分の手札を1枚、裏向きのまま自分のシールドに加える。 |
※サイクロン:このターン、この呪文を唱える直前にクリーチャーを召喚していれば、この呪文を唱えた後、墓地に置くかわりに自分の手札に戻す。
概要
DM-19「不死鳥編 第1弾」にて登場した呪文。
自分の手札を1枚、シールドゾーンに追加するという能力を持ち、さらに、唱える直前にクリーチャーが召喚していれば手札に戻すことが出来るサイクロン能力を持っている。
しかし、同じ能力を持つホーリー・メールと比べると、サイクロン能力が追加された代償なのか、コスト5と重くなってしまっている。
そもそも、コスト5のサイクロン呪文を使い回すのは容易ではないため、使われることは少ない。
特にこの呪文はシールド追加能力を持つが、これとサイクロン能力との噛み合わせは若干悪い。サイクロン能力を活用するために軽量クリーチャーを採用するとS・トリガーの比率が下がり、逆にS・トリガーの比率を上げようとすると、今度はサイクロン能力との相性が良い軽量クリーチャーの比率が下がってしまうためである。現在はツインパクトが登場したため、呪文面がS・トリガー持ちの軽量クリーチャーを使えば、その難点は若干解消されるのだが…。
余談
呪文を唱える直前でクリーチャーを召喚していれば、墓地置換効果で手札に戻る能力であるサイクロン能力だが、実はDM-19で初登場したものの、それ以降はDM-21でゾンビ・サイクロンが収録されたのを最後に新規カードが収録されない状況になってしまった。
…というのも、このカードを含めて、あまりにも厳しい性能になっている呪文が多すぎたからである。DM-19で登場したサイクロン能力持ちの呪文は多数存在しているが、
- クリーチャーである雷光の使徒ミールなどの方が使いやすいリバース・チャージャー
- そもそもバトルゾーンに残りやすいスレイヤー付与のクロスギアが存在するブラッディ・サイクロン
- 速攻では最初からスピードアタッカーを入れた方が良く、それ以外のデッキでも性能の良いキリモミ・ヤマアラシなどが存在するジェット・サイクロン
などのように、ライバルが多数存在しているサイクロン能力持ちの呪文が多く、その殆どは使用率がかなり低かった。そのこともあり、サイクロン能力持ちの呪文は、ゾンビ・サイクロンを最後に新規カードが収録されていない。近年ではサバイバーやウェーブストライカーなどのように、過去に登場した能力がフィーチャーされることもあるのだが、サイクロン能力持ちの呪文はフィーチャーされたことがないため、サイクロン能力持ちの呪文はかなり冷遇されている。
一応、
- コストパフォーマンスに優れており、アクア忍者 ライヤと組み合わせて手札を減らさないハンデスとして使えるバイス・サイクロン
- 再生妖精スズランを使いこなせば、リソースを減らさずにランデスを行うことが出来る他、死神術士デスマーチを剥がして、それの進化元にした強力なクリーチャーに退化させることも可能であるシャドー・ウェーブ・サイクロン
のように、評価が高いサイクロン持ちの呪文も存在しているのだが。