概要
『機動警察パトレイバー』に登場するレイバーの内の一機種。
特殊な環境化での火災にも対応できる東京消防庁の化学消防レイバー
注)「機動警察パトレイバー」はメディアミックス作品の為、作中での描写、設定資料全集、ムック、雑誌によって設定の相違点が非常に多い事にご注意下さい。
データ
機体名 | パイロバスター |
---|---|
制式名称 | CRL-98 |
開発メーカー | 菱井インダストリー |
全高 | 7.37m |
全幅 | 5.20m |
全装備重量 | 8.98トン |
最大起重 | 2.3t |
最小回転半径 | 4.00m |
装甲材質 | 強化スチール |
装備 | カギ爪 消化液噴射砲 |
主な乗員 | 消防隊員 |
右側
機体について
菱井インダストリー製、98年に製造。特殊な環境化での火災や複雑化した化学火災にも対応できる消防用レイバーである。制式名称(型式番号)は<CRL-98>もしくは<CRL-99>。
デザインはゆうきまさみが担当。
菱井インダストリー系らしく全体的に無骨だが菱井の中ではもっとも人型に近い体型。
左腕にシールドと伸縮式のカギ爪状のマニピュレーター、背部に消化剤タンクを背負い、
大型の肩には消化液噴射砲が載っている。尻に給水ホースの接続給管、胸部には筒状の冷却タンクが生えている。ごつい見た目だが、その装甲は異様に軽いらしい。
レックス2500と同時期に開発された設定で、全体的な意匠や下半身と胴体部はレックス2500と似ている。
消化液噴射砲は水では消火の難しい化学災害、特殊火災に対応し周囲360度回転可能。
カギ爪状のマニピュレーターを使ってガレキの除去、高層ビルを登ることが可能。
操縦席は強力なクーラーによって常温が保たれるため、火災現場中心部に肉薄することができる。
劇中における描写
劇場版
背景として登場
アニメ
消化活動してる場面がごくわずかにある程度。
火災・災害・事故などで警察と一緒に行動する場面はいくらでもありそうなものなのに・・・
バリエーション
プロトタイプ消防レイバー
劇場版の箱舟内に置かれているパイロバスターのプロトタイプ。
製造は菱井インダストリー、篠原重工の表記が混在していてはっきりしていない。(とくに決めてなかったのかもしれない)
上半身はほぼパイロバスターと同じ設定なのだが、下半身が逆関節式で篠原重工風のカバーがついている。
細かい違いとしてタンクはあるのだが肩に消化液噴射砲がついていない。カギ爪が両腕にあり、精密作業用腕が展開式になっている。頭部にも収納式のライト、鳥足の足首には踏ん張り形態がある。
まったく動かない置物なのだが設定はアニメ版のパイロバスターより異様に細かく設定されている。
補足
当初は劇場版で消化活動中にHOSの影響で暴走する、というシーンが検討されていた。