ゲーム概要
パネキットは1999年にソニーエンターテイメントから発売されたシミュレーションゲーム。
無限工作おもちゃ箱というキャッチコピーだけあって、現在もプレイヤーがおり、
度々ニコニコ動画等のサイトにアップロードされる。
かつては多くない出荷数と持ち主が手放さない事もあってプレミアムがついていて高価だったが、PS storeにて600円(税別)にてダウンロード販売が始まって以降は価格が落ち着いてきた。
ゲーム内容
最大100枚のパネルで作られるモデルという物を使って5つの島を制覇するのが目的。
モデルはせっけいずというアイテムを入手してモデルを組み立てる事もでき、
島々の各所には競技というミニゲームや隠れた所に宝箱があり、競技をクリアしたい宝箱を開封してパーツやせっけいずを集めるのが主な流れ。
因みに、ファンが制作した二次創作RigidChipsと違い、
専用の機構が無いとモデルは水に浮かばないのでRigidChipsから入ってきたプレイヤーは、戸惑ってしまう。
わかばじま
ゲームのルールになれる為の簡単な構造の島。
中央に広場があり、車型モデルの練習が出来る競技がある。
次の島へと渡る為には、きほんけいよりもタイヤの回転力が高いモデルで丘を乗り越えてその先の橋を渡るのが基本だが、登るべき丘をよけて進んでも構わない。
次の島に当たるもえぎしまに到着すると、ジョイント系のパーツが追加される。
もえぎじま
舗装された道路が島全体に広がる島。
主にレース競技があり、この辺りから満足な機能が作れるようになる。
次の島へ渡る為には、2つの島を繋ぐ橋の前にある岩をショットで壊して進むのが基本だが、岩を無理やり乗り越えてごり押ししたり、海を進んでも構わない。
次の島みずべじまに到着すると、モデルの速度を引き上げたり空中での推進力の要となるジェットが手に入る。
みずべじま
ヤシの木とヨットがあるリゾート地のような島。
島の周りを回るようなオフロードコースや、射撃に重点を置いた競技がある。
次の島へ渡る橋が存在せず、次の島へ渡る為にはジャンプ台から滑空して海を飛び越える方法が基本だが、ヘリコプター型や飛行機型等の飛行可能なモデルで海を飛び越えても、水上を航行できる船型モデルで渡っても、水面からモデルの一部が出るようにした特殊な車両型モデルで進んでも構わない。
だいせつげん
大部分が雪に覆われ、高い山が聳え立つ島。
特定のエリアでは空から雪が降り注いだり、雪で思うように進めなかったり氷で滑ったりする所があったり演出が凝っている。
雪を使った競技が登場し、ここから入り組んだ所に宝箱が置かれる様になる。
次の島に渡る為には高性能な車両型モデルで次の島へと繋がる浅瀬に浮かぶ小さな島を突き進むのが基本だが、ホバリングしてもいいし、飛行機や船で進んでもいい。
あかのこうや
荒地と砂漠に草木が点在する最後の島。
滑走路が多く競技も飛行機が主流で、島を縦断する道でラリーがある。
ラリーのゴールの先にある、とある競技をクリアすればスタッフロールが流れるのだが、このゲームのコンセプト上、プレイヤーが飽きない限りクリアーもゲームオーバーも存在しない。
いわば、スタッフロール後こそがこのゲームの真のスタートなのである。
???
通常の方法では到達できない超高高度までの上昇すると到着する、パネキットのゲームのワールドと同じぐらいの大きさの地面が透明な謎の世界。
ジェットやモータープロペラによる推力が発生せず、移動する為にはタイヤを使った車両で進むしかない。
そこに行く為には、通常の方法では到達できない超高高度まで上昇する事を前提とした、常識にとらわれない特別なモデルが必要である。
その正体は、おそらく開発スタッフでさえも全貌を把握しきれてないバグの世界と思われる。
ファンのモデル考案
現在ファンによって制作したモデルは、ネット上にいくつも公開されており、
ファンによっていくつもモデルが作られ、モデルの作り方に名前が付いていたりもする。
公開されているモデルは、嗜好を凝らした物から難しい競技を簡単にクリアできる物まである。
中でも、「イデア」というモデルは当時、ファンの間で話題騒然となった。
有名サイト パネキ堂