概要
第16回アボリアッツ国際ファンタスティック映画祭(現:ジェラルメ国際ファンタスティカ映画祭)グランプリ受賞作品。
アメリカのロサンゼルスで連続凶悪殺人事件が発生し、この奇怪な事件を追うロス市警刑事の前に現れた奇妙なFBI捜査官との捜査劇や、その裏に隠された真実を描く。
日曜洋画劇場で放映された作品の中でも印象的な作品として本作を挙げる映画ファンは多い。
また本作において追い詰められた異星人が、新たな『宿主』として若い女性ストリッパーに憑依し、女性の体に初めて寄生したことに喜び興奮した異星人は面白がって女性特有の肉体や服装などを色々と試すというシーンがあり(ちなみにマネキン工場屋上まで追い詰められ最後は自ら屋上より転落し死亡する)、この作品をきっかけにTSF、入れ替わり、憑依、皮モノに目覚めたという人もチラホラ見受けられる。
登場人物
トム・ベック
演 - マイケル・ヌーリー(吹替:田中秀幸)
主人公。ロス市警の叩き上げの刑事。妻と娘の3人家族。ギャラガーが語る真実を受けいれられず困惑し対立するが、即席コンビを組み一連の事件を追っているうちに友情が芽生える。
ロイド・ギャラガー
演 - カイル・マクラクラン(吹替:松橋登)
FBI捜査官。シアトルの連続殺人犯を追い、ロスにやってくる。エリートの生真面目な青年だが、常識がところどころ欠けた浮世離れした面をもつ。実はギャラガー本人は事件の捜査中に山火事で死亡しており、異星人がギャラガーとは別人の遺体に乗り移ってギャラガーの身分証を利用し、異星人の世界の犯罪者を追跡している。