キャラクター像
ワダとは別のクラスの男子生徒。モリノに紹介される形で初登場した。
青く見えるほど白い肌と、目の下の濃い隈、猫背が特徴の、不健康そうな風貌の少年。日中でも頭に青色の話を被り、2本の蝋燭を立てている。どことなく丑の刻参りを彷彿とさせる出で立ちである。
「学校一怖い話が得意」という触れ込み通り、怪談が上手…かと思いきや、怪談というより漫談のようなツッコミどころの多い怪談風の小話でワダに突っ込まれるという、かよチューお約束の展開を見せた。
ネタキャラかと思われたが240話、「ガチ怪談」というその名の通りガチの怪談を披露。演じるヒカリゴケ国沢氏が実際に怪談が得意ということもあり、一見の価値のある見事な仕上がりになっている。いつものコメディタッチな作画のままのガチ怪談は甘く構えると痛い目を見る。
霊感があるのは事実なようで、ワダ、アラキ、モリノの前世を見抜いたほか、地獄の使者を召喚したらしき描写もあった。感情が高ぶると生き霊も出る。
全体として陰気な印象を受けるが、物腰は丁寧で、中学生らしいノリのよさもあり、叫ぶときは叫ぶ。
とはいえサブキャラクターの宿命か、出番は少なめ。281話ではイナバに出番が少ないことを打破する作戦を組もうと持ちかけていたが、一緒にするなと怒られていた。
前述の生き霊は怖い話シーズンに出番がなかったことにひどく憤り、「呪ってやる」と繰り返し呟いていた。青白い人魂のようなものを従え、目は血走っているなど、普段は穏やかなヒラタとはかけ離れた形相であった。