概要
声:井上里奈
上司への不満は同じなので烈子と愚痴を言い合う貴重な存在。しかしプライベートのことははぐらかす。
フェネックギツネは肉食獣だが、彼女は肉が嫌いという変わり者。頭の回転が速く、推理や分析が得意。
マーケティング部の角田とはタイプが真逆なので嫌っている。無論、角田もフェネ子を嫌っている(なお、中の人は二人とも同じ井上里奈である)。
王様のブランチ版での烈子が彼女に抱く心境は味方であり敵。しかし烈子自身が思うほど、フェネ子は悪人ではない。実際に烈子がデスボイスでストレス発散しているとき、フェネ子が一緒にギターを弾くワンシーンが存在し。妙にリズミカルで悪くはない。逆にフェネ子がデスボの対象になる時はうん、うんと同調して頷いていたりもする。
Netflix版ではそういうシーンはなくなり、同期のよしみからかハイ田と同じく社内での仲はいい。
ここからはNetflix版で描かれた彼女を述べる。
理論武装するキライがあり、物事にはまず否定から入る。そして過剰なネガティブ思考で物事を悪い方向に焚き付けたがる。
しかし、いざ自分がやってみると予想以上にのめり込み、満更でもなくでもでもだってといいながらハマるという手のひら返しをしたりもする。
けれども自分から否定した物にもかかわらず、後になって評価を返すというのは恥だと考えており、相手に対しては逆転した己の価値観はひた隠しにする(例:合コン、VR彼氏)。
趣味はInstagramのパトロール。クソの山ほどある投稿を漁りながら、それに対して過剰にディスる事でカタルシスを得ている様子。
まるでまとめ民やなんJ民、ヤフコメ民といったネットに全てを見いだし、大人になれない中二病女のようなキャラ付けだが、根っこの部分は相手を心配したり、ヤケ酒に付き合ったりするなどごくごく普通の女の子である。
彼女もまた、烈子とは別のベクトルで描かれる、現代社会を生きるゆとり世代の若者というキャラといえる。