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フォアボール

ふぉあぼーる

野球の試合において、投手が打者に対し判定「ボール」を4球投げること。4ボールとも。

概要編集

漢字表記は「四球(しきゅう)」。野球の試合において、投手が打者の1打席において判定「ボール」を4球投げると、打者はアウトになることなく1塁に出塁することができる(このような、打者走者を含めた走者が安全に進塁できる権利を安全進塁権という)。また、これによって占有していた塁を後位の走者に明け渡す必要が生じた(フォースの状態にある)走者も1つ先の塁までの安全進塁権を得る。


よって、走者満塁からの四球では三塁走者が本塁に押し出されて得点する。これは俗に「押し出し四球」と言われ、押し出し四球を選んだ打者には打点1がつく。


四球はボールインプレイであり、打者走者も含む各走者はアウトになる危険を冒して安全に進塁できる塁よりもさらに先の塁に進塁することができる。


敬遠(故意四球)によって意図的にフォアボールを出す場合もある。


英語表記は「Walk」「Free ticket」、もしくは「Base on ballsBB)」で表記される。

打者が歩いて1塁まで進めるというニュアンスからであろう。

敬遠はIntentional walk。

また「K/BB」という表記がメジャーリーグで使われることが多く、1回四球を出すまでに三振をどれだけ取ったかを数値で示す。投手の制球力を示す指標の1つとされる。


日本のプロ野球において四球数最多は王貞治選手の2390回。


メジャーリーグが発足した1876年では当初ナインボール、つまり9球ボールにならないと進塁できなかったが、あまりに投手に有利ということで年々改訂され、最終的に4球に落ち着いた。

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