概要
ダッシュ0号 ホライゾンのフォーミュラカー仕様であり、同様にレーザーコントローラーを使うことで真価を発揮する。
左右のタイヤに回転差を起こし、車体をスピンさせて、直角に曲がることも可能。
カラーリングもホライゾンと同じであるが日ノ丸四駆郎は最初に見たときは自身のマシンであるダッシュ1号 エンペラーのカラーリングと口にした。
FホライゾンVS.RC・F-1
日ノ丸四駆郎と皇輪子はF1グランプリのことでホライゾン軍団に招待され、ブラジル インテルラゴスに足を運び、F-1グランプリを観戦するがホライゾン軍団の言うF-1グランプリはRCのF-1グランプリの決勝戦であった。
そこで四駆郎と輪子はRC・F-1レーサーのアイルトン・ゼナとその弟2人と妹と出会う。ゼナは弟たちを養うために賞金が出る草レースで次々と勝利しているがチャンピオンを懸けたレースではいつも他の車とクラッシュ・リタイアしており、チャンピオンのホセ・アレハンドロに勝てずにいた。
ゼナはミニ四駆をおもちゃと見下しており、ホライゾン軍団はそれが許せないがミニ四駆ではRCに勝てず、唯一勝てる可能性を持つミニ四駆は四駆郎の父・日ノ丸源駆郎から現地に残していったフォーミュラホライゾンのみであったがホライゾン軍団は使い方が分からずにおり、そのために四駆郎を呼んだのだ。四駆郎はオリジナルホライゾン同様にレーザーコントローラーが必要なことを説明するとそこにホライゾン軍団がフォーミュラホライゾンを勝手に持ち出したことを知ったジャッキー・坂田が現れた。坂田は以前、日本に足を運び、ダッシュ0号 ホライゾンを四駆郎に届けながらも顔を合わせることはなかったので今回が初の顔合わせであり、坂田はホライゾン軍団の勤め先の農園の主であることも語る。
レーザーコントローラーは日本にあるのだがフォーミュラホライゾンには専用のレーザーコントローラーがある為、問題は解決。坂田が来たのも本当はシドにフォーミュラホライゾンを使わせるためであったがホライゾンを実際に動かしたことのある四駆郎がフォーミュラホライゾンを使い、レースに挑むことになった。
四駆郎は特別参加で唯一のミニ四駆エントリーであることやレーサーが一緒に走るので邪魔になるということから最後尾ではあるもののゼナとホセに必ず勝つことを宣言。レースが始まり、四駆郎はストレートでは敵わずともコーナーでは減速するRCの弱点を突き、コーナーで追い上げていき、慣れないミニ四駆相手ゆえに他のマシンは次々とクラッシュしていった。
ホセはゼナに「四駆郎のマシンを潰して、オレをチャンピオンにすれば賞金の倍を出す」と取引を持ち掛けていた。ゼナがホセとのレースでは必ず他のマシンが突っかかってきた理由がゼナと取引をしたナンバー2ドライバーによるものだったことを知る。ゼナは苦悩しながらも弟たちのために取引に応じ、フォーミュラホライゾンをブロックする。チャンピオンを目指していたゼナに失望した四駆郎は怒り、弟たちもホセに勝てと叫び、それ動揺したゼナの隙を突いて、フォーミュラホライゾンはシケインを一直線に走り抜き、ゼナマシンを追い抜く。
ホセマシンはバック走行からの火花で四駆郎の目にダメージを与え、その隙を突いて、フォーミュラホライゾンを弾き飛ばし、そのクラッシュでフォーミュラホライゾン内部のレーザーコントローラーユニットが故障してしまうがシドの激励を受けて、四駆郎はあることを思いつく。
ゼナは先程のホセの行いと四駆郎の走りを見て、チャンピオンを目指す誇りを取り戻し、最終コーナー目前にホセに仕掛け、ブレーキング競争となり、ついにホセ号を追い抜く。だが、そこにレーザーコントローラーユニットを外したことで本来のミニ四駆に戻ったフォーミュラホライゾンが現れ、遠心力で垂直のコース壁を走るのだった。
1位はフォーミュラホライゾンであったがミニ四駆は特別参加という理由から優勝は2位のゼナマシンとなり、ホセの不正も公となった。ミニ四駆を侮辱する判断にまたもや怒るホライゾン軍団を四駆郎は「RCとミニ四駆は全く別のマシンだから」と宥め、ゼナはミニ四駆もレーシングマシンであることを認めるのだった。四駆郎がフォーミュラホライゾンのユニットを外したことを説明する中、一同は夢か現かフォーミュラホライゾンが地平線に還っていく光景を見た。
帰国した2人は仕事でブラジルに行けなかった皇快男児からF-1に勝ったのかを問われるもはぐらかすのだった。