ダッシュ0号
だっしゅぜろごう
『玩具なもんか! 立派なレーシングマシンだぜ!!』
所有者・開発者は日ノ丸源駆郎。
エンペラーを初めとしたダッシュシリーズの元になったマシンで正式名称は不明だが皇快男児は地平線-ホライゾン-と呼んでいる。
テレビリモコンを改造した筒状のレーザーコントローラーで操作することで真価を発揮。地形を利用し、パワーを調整するだけでドリフト走行も可能である。
逆に言えばレーザーコントローラーなしの場合、大幅に弱体化してしまう。
- ライオンロックダートレース
地獄ラリーで南アメリカを走行している際、悪徳保安官が支配する収容所の街から脱出した後、追ってきた配下のハチマキの案の許、自由をかけて対決。ホライゾンはハチマキのバイクと互角に渡り合う性能を発揮。
源駆郎は最初は皇が運転する車からホライゾンを操作していたが岩場コースに差し掛かったために車を降りて、自らの足で歩きながら、ホライゾンを操作。平地コースに戻ったことでホライゾンに追いつけず、不利になるも自身のフンドシをハチマキのバイクに括りつけることでホライゾンに近づく捨て身の戦法を披露。
バイクが転倒し、手放してしまったレーザーコントローラーは蛇のせいで取れなくなってしまうも我が子・日ノ丸四駆郎との共有ペンダントを用いた太陽光で復活したホライゾンは勝利を収める。
尚、レース終了後、源駆郎はハチマキの妹を初めとした囚人たちを解放すべく、収容所の街にハチマキたちと共に戻り、戦いの末、囚人たちの解放に成功した。
アニメ版ではフンドシ戦法はハチマキが源駆郎を追い詰めるために投げつけた手錠付きロープを逆に利用し、レーザーコントローラーのトラブルはバイクが転倒した衝撃による故障、ハチマキの妹は未登場でハチマキは源駆郎とホライゾンの雄姿に心動かされたことで改心するといった変更が見られた。
- チームヨシモト戦
ミニ四駆全国大会本選において、源駆郎や皇の知人・ジャッキー坂田が源駆郎の無事を知らせるためにホライゾンを届けた。
四駆郎は父のマシンでチームヨシモトとの準々決勝に臨み、スライムコースでもある胃袋街頭(ストマック・ハイウェイ)を担当し、因縁のある吉本四磨と対戦。
しかし、坂田がレーザーコントローラーまでは届けなかった(あくまでも無事を知らせるためだった上、大会はレーザーコントローラーは禁止)ために真価を発揮できず、前半戦は後れを取るも後半戦ではバーニング・サンのライトで一時的に加速したり、スライムが付着していない壁を走ることでカバーしていく。
さらに帰りのほうがスライムが多いために四磨のアバンテjr.はスライム用フェンダーも意味が成さなくなったことでホライゾンは追いついていき、最終的には片輪走行でアバンテの道に強引に割り込んだことで逆転勝利を収める。
尚、四駆郎はホライゾンの仕組みを詳しく知らないで公式戦に使ったためにレース中に南進駆郎の怒りを買ってしまうもこのレースでエンペラーとスーパーエンペラーを使わなかったことで4台のマシンのように激戦による限界で破損せずにすみ、次の三皇帝との準決勝に臨むことが出来た。
そして、ホライゾンは遥かなる地平線に向かって、再び走り出す…
番外編「蘇るホライゾン伝説の巻」に登場するチームでホライゾン軍団(ホライゾンウォリアーズ)と読む。
地獄ラリーの途中で南米アマゾンに立ち寄った源駆郎は大嵐の最中、ピラニアが潜む沼に取り残された少女を危険を顧みずに助けながらもピラニアに襲われて負傷。
少女の村で手当てを受けた源駆郎は傷が癒えるまでの間、その村の6人の子供たちに量産型ホライゾンとも呼べるマシンを造り与えた。
量産型ホライゾンはいずれも形状が異なり、その内の1台はワイルドミニ四駆仕様になっている。
シャーシに関してはオリジナルのようにレーザーコントロール式ではなく、従来のミニ四駆と同じものだが電池は縦置き式ではなく、横置き式になっており、車体の重量配分は縦置き式よりも良い。
メンバーは普段は坂田の農園で働いている為、日本語も喋れる。
レース時には部族の衣装に身を包み、エメラルドの粉でメイクを行う。
エメラルドは魔除けの効果があり、彼らの先祖は遙かなる山からエメラルドを取ってきては悪魔の沼に沈めていた。
アマゾン川流域の沼に眠る悪魔封じの石である巨大エメラルド入手と土地開発を狙う大宮から自分たちの故郷を守るためにミニ四駆で戦っているホライゾン軍団だったが大宮は「ミニ四駆発祥の地である日本の名誉のために」というもっともらしい理由でダッシュ軍団を焚きつけて、ホライゾン軍団と勝負させ、ダッシュ軍団が勝つことでホライゾン軍団の住む村人たちから神の信仰心を失わせ、土地にある全てのエメラルドを手に入れることにした。
レースは川渡りジャングルコース、ジャングル横断ロングコース、神の山(ゴッドマウンテン)の頂上から登りのダートコース、ゴッドマウンテンを下っての沼の手前コース、ジャングル突っ切りコースを2周行うというものでゴッドマウンテンコースのみワイルドミニ四駆による支援が受けられる。
1周目はホライゾン軍団が圧倒するも2周目からはダッシュ軍団が追い上げていき、最終的にはエメラルドの沼に棲む悪魔の正体である超巨大ナマズが落雷による地電流の変化で暴れたことで沼が割れ、沼の水は崩れた神殿のほうに流れていき、沼だった地を舞台としたレースは四駆郎のスーパーエンペラーの勝利で幕を閉じた。
大宮は巨大エメラルドは地中に消えたと思ったが実際は沼の水が神殿に流れ込んだおかげで無事であり、ホライゾン軍団は巨大エメラルドを入手し、土地も守ったのだった。
さらに四駆郎も1つだけ残っていた普通のエメラルドを手に入れていた。
後にブラジルで別のホライゾンが走ることになるのだがそれはまた別のお話…
アニメ版におけるホライゾン軍団でアマゾン軍団(アマゾンウォリアーズ)と読む。
キャラデザインも変更され、リーダーのシドと紅一点のココ以外のメンバーにも名前が与えられた。特にバズは原作では小柄なメガネ少年だったのに対し、アニメ版では巨人の少年になっており、ワイルドミニ四駆も量産型ホライゾンではなくなっている。
原作でのマシンカラーは不明だがアニメ版ではシド用は赤、ザク用は黄色、ルーク用は水色、ガル用は緑、ココ用は桃色。
源駆郎に助けられた少女はアニメ版ではチキロの名が与えられ、シドの妹にもなっており、源駆郎はピラニアに襲われはしなかったものの空腹で倒れたことになっている。
大宮に関しても原作の悪だくみはカットされ、それに伴い、エメラルドの要素もカットされた。
レーサーミニ四駆シリーズにラインナップ。タイプゼロシャーシが採用された製品として販売された。後にスーパー2シャーシの物が発売された。
ゼロシャーシ版発売後にホライ前(ゼン)というマイナーチェンジ版のボディセットが発売されたことも。
(第二次ブームで例えるならビクトリーマグナム→ファイターマグナムVFXや他のマグナム系のTRF版にあたる)
レイスティンガー:こしたてつひろ作「爆走兄弟レッツ&ゴー!!」に登場するマシン。こちらは、赤外線誘導装置による操作が可能。
???:こしたてつひろ作「爆走兄弟レッツ&ゴー!!」に登場するマシン。 全てのフルカウルマシンの出発点。
各シャーシの一号機
シャーシ | 初採用機 |
---|---|
タイプ1(1986~) | ホットショットJr.(ナンバリング)/ホーネットJr.(発売) |
タイプ2(1988~) | アバンテJr. |
タイプ3(1989~) | ライジングバード |
タイプ4(1990~) | イグレスJr. |
ZERO(1990~) | ダッシュ0号 ホライゾン |
FM(1990~) | クリムゾングローリー |
タイプ5(1992~) | ベアホークJr. |
スーパー1(1993~) | リバティーエンペラー |
スーパーFM(1996~) | ブロッケンG |
スーパーTZ(1996~) | サイクロンマグナム |
スーパーX(1998~) | マックスブレイカー |
VS(1999~) | ブレイジングマックス |
スーパーTZ-X(1999~) | バニシングゲイザー |
MS(2005~) | ナイトロサンダー/ナイトロフォース |
スーパーXX(2009~) | マックスブレイカー ブラックスペシャル |
スーパー2(2010~) | マグナムセイバー プレミアム |
AR(2012~) | エアロアバンテ |
MA(2013~) | ブラストアロー |
FM-A(2017~) | ラウディーブル |
VZ(2020~) | ネオVQS |