概要
ダッシュ!四駆郎に登場するミニ四駆。ナンバーは01。漢字表記は超皇帝。レーサーは日ノ丸四駆郎。
鬼堂院陣のプロトエンペラーに対抗するために皇快男児が開発したマシンで当初の名はダッシュ01。
プロトエンペラーにダッシュ軍団のマシン5台のデータを集約したためにダッシュ軍団のマシン全ての性能を備えている。さらに四駆郎の手で改造され、自動変速のスーパーVシステムを搭載。
原作・アニメ・キットで全てカラーリングやステッカーデザインが異なる唯一のマシンであり、原作では496の文字がフロントノーズではなく、サイドに小さく2か所付いている。ラインの色は厳密には不明だがカラーイラストでは赤が多い。
キットは白いボディに赤のラインでホイールは白。またウィングのサイドのステッカーもDASH01である。(原作&アニメはD-01)
アニメは先代のエンペラーと同じオレンジのラインのカラーリングであり、496の文字は黄色になっている(キットは黒)。ホイールもアニメは橙色。
主な活動記録
- 戦艦レース
地区大会決勝戦に向けての合宿において、皇は対プロトエンペラー用のニューマシン・ダッシュ01を皆に見せ、チームのエースに使わせるためにも合宿を計画したことを明かす。
この間、四駆郎は合宿を抜け出して、鬼堂院と勝負した際にエンペラーを壊してしまった為、皇からニューマシンを使う資格なしと判断された上、南進駆郎とパンクローからも反感を買ってしまう。
それでもプロトエンペラーの性能を肌で味わった四駆郎は打倒プロトエンペラーの意志を新たにしたことから、ダッシュ01を賭けて、応急処置を施したエンペラーで皇にレースを挑む。
合宿所の山の地下に迷い込んだ際に旧日本軍の軍事施設を発見。そこにある戦艦を舞台に四駆郎はそこでレースを展開。
それは四駆郎の策であり、皇もそれを承知の上で了承。
四駆郎は様々な機転を利かせて、01に食らいつく中、軍事施設が崩壊。
レースは中断されるも四駆郎は最後までエンペラーを走らせ続けたことで四駆郎の勝ちということになり、01は四駆郎の手に渡り、スーパーエンペラーと名を改める。
アニメ版では進駆郎とパンクローだけでなく、相棒のタンクローからも反感を買ってしまうが皇輪子がタンクローたちを説得したり、四駆郎とエンペラーのガッツに心動かされて和解したこと、四駆郎が軍事施設内でミニ四駆を用いて、窮地を脱する策を次々と思いついたことから、皇は父と同じ諦めない闘志を持つ四駆郎を見直し、01を譲り、スーパーエンペラーの名も与える展開となった。
ちなみに軍事施設は原作ではダッシュ軍団からも反感を買っている建設中のリゾートマンションの地下にあったことから、軍事施設崩壊の影響でマンションも崩壊。建設中なことと真夜中の出来事だった為、死傷者は出なかったものの四駆郎たちは「自然を汚した報い」と自分たちの行いを棚に上げるというブラックな発言をしていた。
- ダッシュ軍団VSチームU
ミニ四駆地区予選決勝戦でデビューし、鬼堂院率いるチームUと対戦。
スーパーVシステムでさらなるパワーアップを果たし、最終的にはアウト・イン・アウトで逆転勝利を収める。
以降は大事な試合、野試合では修復された初代エンペラーを使う事も多かった為、劇中での活躍はそれほど多くなかったりする。
- 工事現場レース
全国大会会場に向かっている途中の四駆郎はそこで知り合った青森代表チーム・トルネーダーズが五十嵐省吾の父親を捜していることを知り、四駆郎は省吾に自分を重ねたことで父親捜しを手伝い、工事現場に辿り着くも現場監督に五十嵐親子の再会とミニ四駆をバカにされたことに怒った四駆郎は現場監督を見返すべく、工事現場一周というルールの許、省吾とのレースを繰り広げる。
マシン性能では上のスーパーエンペラーだが省吾はリンゴ園で鍛えたスティックさばきで性能差をカバー。
乾いていないコンクリートを省吾は父への思いで走らせるも省吾マシンはスポンジタイヤが災いして途中で止まってしまい、見かねた四駆郎はスーパーエンペラーを走らせ、スリックタイヤのおかげでコンクリートを突破しつつ、省吾マシンも押し出す。
もう1つの難関として、水たまりが立ちはだかり、省吾マシンが地元で培った防水加工をしているのに対し、スーパーエンペラーは防水加工をしていなかった。
四駆郎は思い上がりが招いた事態を鬼堂院に一喝されながらも激励もされたことでスーパーエンペラーをセメント運搬の渡り板でジャンプさせ、足りない距離はガイドスティックでカバーしたことで水たまりを渡りきったものの先程の生コンクリートが車体の中へ入り込んでギヤーがボロボロになってしまった為、止まってしまい、敗北する。
心動かされた現場監督の最高級車(としているダンプ)で四駆郎たちは全国大会会場に辿り着き、スーパーエンペラーは鬼堂院が修理し、四駆郎はエンペラーで臨むのだった。
- 全国大会
・鬼堂院の手で修復されたスーパーエンペラーは忍者ウォリアーズの閻魔地獄丸のシャドーエンペラーとの対決で復帰・勝利。
・三皇帝とのレースでは四駆郎はエンペラーで臨み、ムサシがスーパーエンペラーを使用。ハリケーンエンペラーとデビルエンペラーの攻撃からエンペラーを守り、相打ちとなる。
・チーム桃太郎侍との決勝戦においてはシャーシを借りた源太がワイルドザウルスのボディを乗せて使用した。
立体物
タイプ3シャーシで発売。現在ではエンペラーと同じく、タイプ3シャーシの復刻版、MSシャーシ、スーパー2シャーシの物が販売されている。MSシャーシ版は作中で登場した独特の形状のフロントバーがディスプレイ用に付いている。
日清「カップヌードル」の【カップヌードルクエスト】プレゼントキャンペーンの特別仕様がラインナップ。 MSシャーシが採用されている。
小話
ワンダーライフスペシャル「エンペラー改造ミニ四駆BOOK」ではエンペラーをベースにボディラインを大幅に変えて、可変式リアウイングを装着したマシンとして「超皇帝(スーパーエンペラー)」の名を冠したモデルが存在していたが、本稿のマシンとの関連性はない。
四駆郎のセッティングでモノとなった「スーパーV機構(システム)」はVベルトを使用した自動変速方式を採用しているが、その構造については話中では複雑化を理由に省略されていた。ただし原付スクーターに採用されている機構であることを説明している。
全国大会編の話では四駆郎はグレートエンペラーだけでなく、エンペラーも使用するのだがスーパーエンペラーだけは使用しなかった。
登場シーン自体はあり、砂布欽次郎のエアロソリチュードとのレースではグレートエンペラーでスーパーエンペラーのアウトインアウトを使うシーンもあるのだがそれでも不遇の印象はある。
関連タグ
秘密
この01は2台制作され、1台(皇曰く「良いほう」)は四駆郎が使用。もう1台はパワーがありすぎる為、扱いにくく、ある人物の元に送られ、別の進化を辿る・・・