1990年代終盤からロシア軍(連邦軍、国内軍など)で使用されている迷彩パターンである。
迷彩服の他、ヘルメットカバーやボディアーマー、タクティカルベストや防寒着等に使用されている。
一般的にうぐいす色をベースとして濃緑色、茶色のまだら模様が横向きに描かれているものを指すがことが多いが、「フローラ迷彩(флора камуфляж)」という言葉自体は「植物柄迷彩」という意味でしかないので、ソビエト連邦崩壊直後から使用され始めた、パターンが縦向きに描かれているもの等を含むことがある。
退色や品質差、材質の違いによって個体や装備品類の色の差が激しい。
山岳戦向けに色合いを変えたものも支給されている。
2010年頃から、フローラ迷彩のパターンをデジタル化したデジタルフローラ迷彩が採用され、急速に置き換えが進められている。