人物像
ガクトによって作り出されたオニアンコウの水妖の姉妹。尻尾の先がマイクになっている。
今までの水妖達とは違いるちあ達の歌に耐性があり、さらにマーメイドプリンセスの専売特許だった歌で攻撃してきたこと(しかも超上手い)でるちあ達や視聴者の度肝を抜いた。(るちあ達が二段変身しない限り彼女達にマーメイドプリンセスの歌は効かないが、ピュア15話のように5人以上いれば通常形態でも通用する)
姉妹仲は非常に良く一心同体と言えるレベル。
歌っている時の距離も近く、シェシェがミミを抱き寄せたりしてその度にミミが顔を赤らめたりと百合を思わせる描写もある。
絆や信頼関係も深く、ミミのドジでマーメイドプリンセスを倒せず喧嘩になりミミが出て行った時は、仲直りしていないにもかかわらずシェシェに「自分1人でもマーメイドプリンセスを倒せる」ことを認めて欲しいと思っていた。
その後ミミが1人でマーメイドプリンセスと戦ってボロボロになってしまうが、戦いをずっと見ていたシェシェはミミが危険な状態になるとすぐさま助けに行き、ミミを傷つけたるちあ達に対して激昂する。
しかしミミが本当にギリギリだとわかると攻撃を即中断して安全な場所まで瞬間移動し、るちあ達を倒す目的でミケルから譲り受けた光の珠を、彼から叱りを受ける覚悟でミミを癒すために使用した。
マーメイドプリンセスをあと少しで倒せるという場面でも、ミミが逃げるとシェシェも躊躇なく追っている。
根本は優しい性格で、家出したミミがるちあ達と出会った際は互いの正体を知らないまま1日で仲良くなり、彼女達がマーメイドプリンセス=実は敵同士だとわかった時は戦意喪失してしまった。
また、マーメイドプリンセスを誘き寄せる作戦のうち「イルカの声を出せる笛で、助けを求める時の声を出して誘き寄せる」というものがあったが、笛を吹くよりも手っ取り早いであろうに実際にイルカを痛めつけることはしなかった。
モデルは、ロシア人歌手ユニットのt.A.T.u.だと思われる。
原作(及びアニメ版)での活躍
初登場でかれんを捕らえ、るちあ達を追い詰めるもかれんの真珠の力で取り逃がす。
次話でかれんを救う為に現れたるちあ達を偽のガイト城に誘き寄せ、捕らえようとするもあと一歩のところでアクア・レジーナが介入してしまい、二段変身したるちあ達の新曲『KIZUNA』に敗れ撤退する。
以降は、格下であるダークラヴァーズと共にマーメイドプリンセスと対峙するようになった。
しかし、マーメイドプリンセスである沙羅がガイトに付き添っている事に不信感を抱き始め、第1部の終盤でガイトを裏切る。ノエルとココの真珠を奪って自身を強化し、ダークラヴァーズを深海魚の深海フラッシュで操り、ヒッポやマーメイドプリンセスを苦しめる。だがヒッポを傷つけた事によりユーリが目を覚まし、他の3人も覚醒。ダークラヴァーズの反撃を軽くいなしていくも、エリルの攻撃で真珠を落としてしまい、ヒッポの手に渡ってしまったことでマーメイドプリンセス達に反撃のチャンスを許してしまった。
新曲『KODOU』に敗れた後はガイトに助けを乞うも、ガイトの杖から放たれたビームを受けて元のオニアンコウの姿に戻ってしまい、逃げるようにどこかへ去っていった。
第2部(ピュア)では、海底を彷徨っていたところをミケルの手によって水妖の姿を取り戻し、御使いとして再びるちあ達の前に立ちはだかる。
3人の御使いと共にあの手この手でマーメイドプリンセスを倒そうと目論むが、いずれも失敗。
終盤、フクちゃんからミケルの光の玉を手渡され、マーメイドプリンセスに立ち向かい、あと一歩のところまで追いつめた。しかし、マーメイドプリンセスの正体がるちあ達だった事を知ったミミはるちあ達を倒すのを躊躇い、彼女達にトドメを刺さずに帰っていった。
しかし、フクちゃんはブラックビューティーシスターズを最初から「ミケル様に取り込まれるための捨て駒」としか思っておらず、自分たちを取り込もうとするミケルに立ち向かうも、取り込まれてしまった。取り込まれる寸前、ミミは「生まれ変わったら紹介したい友達がいる」とシェシェに告げたのであった。
なお、原作でもミケルに取り込まれる展開は変わらないが、こちらは光の玉をミケルにねだった結果、彼の怒りを買ってしまい取り込まれた、ということになっている。
カーテンコール要素の強いピュア最終話ではガイトと共に復活、パールピアリに訪れている。
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