概要
一般には映像、表示などにおいて、背景が青色をしている状態のこと。
映像の世界では合成に使う素材を撮影する際、青い布などで背景を埋め、青い背景の前で人物などを撮影し、後から別の背景を合成する物を言う。ちなみにこれをブルーバックシステムと名づけたのは時に特撮の神とまで呼ばれる円谷英二である。
最近では被写体が青みがかってしまう等の理由からグリーンバックを使う場合も増えてきている(ブルーバックもそちらにしかできない演出・撮影技法があるため引き続き使用されている)。
また、合成上の関係で特定の色のキャラクターが出しにくい点がブルーとグリーン両方に共通している。
グリーンバック合成が理由で存在が恐ろしいことになったのがかの有名なガチャピンである(クロマキーの記事内に詳細あり)。
上記の円谷英二の作ったウルトラシリーズでは、青いウルトラマンはブルーバックシステムが中心だった時代では色が被って見えなくなると言う観点と青色の映像技術はただでさえ扱いづらいということから、90年代まで登場しなかったが、逆に近年ではグリーンバックの移行により、青トラマンが増えている。
逆に、円谷作品としてはミラーマンというものは存在するものの、ウルトラマンに緑色は全く使用されていない。もっともその時だけバックの色を変える方法もあるし、色調補正という裏技もあるので、やはり緑はいらない子なのだろうか?
コンピュータの世界では深刻なエラーが発生した際に表示されるブルースクリーンの代名詞として言われることもある。
関連タグ
黒バック:略称が同じBBになるので若干紛らわしい。