概要
(プー=蟹 パッ=炒める ポンカリー=カレー粉)
殻付きの蟹(主にガザミ)を丸ごとカレー粉やネギと一緒にチリオイルで炒め、仕上げに溶き卵を入れる。中華系シーフード料理の有名店「ソンブーン」が発祥とされ、元々はカレー粉でカニを炒めただけのだったが、創始者が家族のために卵を加えて作ったものが好評で店のメニューに加わったという。
現地では店によっては殻ごと食べられるソフトシェルクラブ(プーニム・パッポンカリー)や、殻なし(ヌア・プーパッポンカリー)を選べるお店もある。
蟹に限らずエビを用いた「クンパッポンカリー」やイカを用いた「プラームックパッポンカリー」などがあり、タイでカレーとされる料理はこれら「~パッポンカリー」と「イエローカレー(ゲーン・ガリー)」を主に指し、他のタイカレーは現地では基本カレーとは見なされない。