概要
多彩な香辛料で味付けしていることから日本や欧米では「タイカレー」と呼ばれるが、タイで「汁物」を指す「ゲーン」と呼ばれ、一部を除くとインドカレーとの関係はほとんどない料理である。
唐辛子やレモングラスといったスパイスを擦り潰したものに、ナンプラーやココナッツミルク(主に南部のもの、東北部のゲーンには使用されない)、砂糖などで味を調え、具材を入れ煮込んで調理した、香り高くまったりとした料理である。小麦粉等とろみを出す食材がほとんど入っていないため、出来上がりはサラサラした汁状に仕上がる。
通常はご飯にかけて食べられるが、麺にも用いられることもある。
ちなみにタイカレー専用のスパイスペーストはタイ本国では普通に製造販売されており、レトルトカレーであれば日本国内でもスーパーマーケットなどで販売されている。
缶詰だと赤・黄・緑と三色揃ったイナバのタイカレーも有名どころであろう。
Pixivでは、グリーンカレーの方がイラスト数が多い。ゲーンには赤色のゲーンペッ(レッドカレー)、オレンジ色のゲーン・マッサマン(マッサマンカレー)、黄色のゲーンカリー(イエローカレー)など多彩な色があるが、グリーンカレーが分かりやすくイラスト映えするためだろう。
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タイカレーの作り方